物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

バレンタインデー

2016-02-15 18:10:55 | 日記
だとかで、義理チョコをもらった方も。本命チョコをもらった方もおられるのでしょう。

妻も子どもに何かチョコと他のものを送ってやったらしかった。子どもといってももう中年で40歳代である。それにしても親にとっては子どもは子どもであり、気にかかる存在であることはまちがいがない。これはどの親御さんでもたぶんおなじことだろうか。

チョコレートの売り上げの半分だったかの多量のチョコを売ることができるとかで、チョコ業界にとってはこんなおいしい話はない。その割には日本の産業の業績があまり上がっていないようなのはなぜなのだろうか。

景気はいいなどという話は中国人の爆買いを期待するデパート業界とか量販店くらいであろうか。それも最近の円高とかで売れ行きも少し落ち込むのだろうか。

資本主義は企業の成績のために非正規雇用者を増やすということをやってきたが、そうすると所得が少なくなるからものを買うときにも選んだ品物しか買わなくなる。それに私たちのような年金生活者である。これも収入が少なくなるから買いたいものがあっても経済的に買う金額が少なくなる。400万人の非正規雇者がおられるとかいう。そしてそのうちの約100万人の男性で40歳代の非正規雇用者がいるとか。

というわけで構造的な不況で、近隣諸国の横暴とかを強調して軍備増強に走るという政策に出るのは日本も例外にではない。数年前だけれども防衛庁が防衛省に格上げになった。これは軍備拡張の意図が表れた政治的な動向であったが、これに反対するマスコミなどなかった。

中国が日本の領海を侵犯するだとか領空を侵犯するだとか、またそういう話があるとそれほど日本の軍備増強を訴えることをしなくても防衛予算が増えてもあまり誰も問題にはしなくなる。これはやはり資本主義の最後の利潤をあげる分野が軍事産業だということである。

アメリカの大統領選挙等でもアメリカの国際威信の回復とかいうとあまり文句をつけにくいというのか、オバマ大統領が軍備に金を使わないことをあげつらうようなことで人気を得たりする候補が出てくる。とはいっても別にオバマが最低限の予算で軍備をやりくりしているとも思えない。

要するに戦争や紛争は最低に悪質な支出であるが、資本主義はここで利潤を追求しようとする。というのはもう他ではなかなか利潤が上がらないからだ。私はこういう状態なら資本主義の限界が見えたという気がしている。

しかし、だからと言ってもう以前のような社会主義の国家ができるとは思っていないし、その時代にあった計画経済がうまくいかなかったという経験を世界はもっている。だから、資本主義の形態をとりながらも何らかの活路を見出さねばならないでだろう。それも自分の国ではない、世界の他の地域で紛争を起こして儲けるというような最低の考えではなくて。それにはどうしたらいいか。アイディアが今ほど求められているときはない。

アメリカは理想の国か

2016-02-15 10:53:28 | 日記
などと書くとまだそんなことを思っていたのかとあきれられそうだが、そういう意味ではない。

もう数十年前にもなるが、「アメリカは軍事大国だからアメリカには行きたくない」と私が言ったとか妻が今朝ボソッとつぶやいていた。

堤美果さんというアメリカで教育を受けたジャーナリストの方がおられ、その堤さんが書かれた新書を図書館で借りてきた妻が読んでの意見がアメリカを批判するだけではいけない。今後どうしたらいいかの処方箋を示さなくてはというものであった。

堤さんはアメリカで教育を受けた方なので多分アメリカがどうしようもない国だとは思っていないのかもしれない。だが、アメリカの国は少数の賢い人がいて、大部分はあまり頭を使わない賢くはない労働者がいればいいという考えだと妻は言う。

だから、アメリカンドーリムとか言っても確かに貧困から立ち上がって金持ちになる少数の人はいるが、そういう人は圧倒的に少なくそういう夢をかなえることのできる人はごく少数である。

また、軍産官複合体制で学問研究だって大抵は海軍とか陸軍とか空軍からの資金によっているのが普通である。そして世界の紛争があれば、アメリカの弾薬庫が空っぽになるから紛争歓迎である。

これは確かではないが、イラクやシリアにはびこるISだってもとはアメリカの諜報機関が資金援助して育てたものだとまでいう人もいる。

それだからという訳ではけっしてないが、アメリカには私はもう若いころから夢を抱いたことはないし、行きたいと思ったこともない。