m と n とはよく似たものだと思われている。ところがちがうところもある。最近知ったことだがドイツ語で m が語尾にあると発音するときに口を閉じるという。それに反して n は発音するときに口を閉じないのだという。
これはもう10年以上も昔のことだが、フランス語で faim という語があるが、これはファンと発音してファムではないという話を石井先生がされていた。石井先生は数年前に亡くなられたが、東京大学の仏文科で大江健三郎氏と同級生だった方である。
ちなみに、普通にはフランス語で ai とあるとカタカナで表すとエと発音するがここではfaimはフェムとは発音しない。
faim に話を返すと j'ai faim というと「お腹が減っている」という意味である。フランス語の先生として石井先生はfaimをファムと発音する学生が多かったという経験をされていたのであろう。
東京に新橋という駅があるが、これのローマ字綴りがShimbashiであることを学生のころに知ったときに、Shinbashiではないのかなと思ったりしたことがある。p とか b の前の n は m と綴るのが慣用らしいと知ったのはその後である。たとえば、いま思いついた英語でjumpというのがあるが、p の前は n ではなく m となっている。
そういえば、ドイツに昔フンボルトという博物学者がいたが、彼の綴りはHumboldtである。b の前は n ではなくて、m である。
(2016.3.9付記) 「する」という意味のfaireだとフェールと発音する。ところがje fais, tu fais, il fait,
nous faisons, vous faites, ils fontと現在時制では活用するが、nous faisonsはヌーフゾンと発音してヌーフェゾンとは発音しない。これは初歩のフランス語を学ぶときにフランス語の先生が必ず「発音が例外です」と注意するのが普通である。
これはもう10年以上も昔のことだが、フランス語で faim という語があるが、これはファンと発音してファムではないという話を石井先生がされていた。石井先生は数年前に亡くなられたが、東京大学の仏文科で大江健三郎氏と同級生だった方である。
ちなみに、普通にはフランス語で ai とあるとカタカナで表すとエと発音するがここではfaimはフェムとは発音しない。
faim に話を返すと j'ai faim というと「お腹が減っている」という意味である。フランス語の先生として石井先生はfaimをファムと発音する学生が多かったという経験をされていたのであろう。
東京に新橋という駅があるが、これのローマ字綴りがShimbashiであることを学生のころに知ったときに、Shinbashiではないのかなと思ったりしたことがある。p とか b の前の n は m と綴るのが慣用らしいと知ったのはその後である。たとえば、いま思いついた英語でjumpというのがあるが、p の前は n ではなく m となっている。
そういえば、ドイツに昔フンボルトという博物学者がいたが、彼の綴りはHumboldtである。b の前は n ではなくて、m である。
(2016.3.9付記) 「する」という意味のfaireだとフェールと発音する。ところがje fais, tu fais, il fait,
nous faisons, vous faites, ils fontと現在時制では活用するが、nous faisonsはヌーフゾンと発音してヌーフェゾンとは発音しない。これは初歩のフランス語を学ぶときにフランス語の先生が必ず「発音が例外です」と注意するのが普通である。