物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

m と n

2016-02-24 14:13:26 | 日記
m と n とはよく似たものだと思われている。ところがちがうところもある。最近知ったことだがドイツ語で m が語尾にあると発音するときに口を閉じるという。それに反して n は発音するときに口を閉じないのだという。

これはもう10年以上も昔のことだが、フランス語で faim という語があるが、これはファンと発音してファムではないという話を石井先生がされていた。石井先生は数年前に亡くなられたが、東京大学の仏文科で大江健三郎氏と同級生だった方である。

ちなみに、普通にはフランス語で ai とあるとカタカナで表すとエと発音するがここではfaimはフェムとは発音しない。

faim に話を返すと j'ai faim というと「お腹が減っている」という意味である。フランス語の先生として石井先生はfaimをファムと発音する学生が多かったという経験をされていたのであろう。

東京に新橋という駅があるが、これのローマ字綴りがShimbashiであることを学生のころに知ったときに、Shinbashiではないのかなと思ったりしたことがある。p とか b の前の n は m と綴るのが慣用らしいと知ったのはその後である。たとえば、いま思いついた英語でjumpというのがあるが、p の前は n ではなく m となっている。

そういえば、ドイツに昔フンボルトという博物学者がいたが、彼の綴りはHumboldtである。b の前は n ではなくて、m である。

(2016.3.9付記) 「する」という意味のfaireだとフェールと発音する。ところがje fais, tu fais, il fait,
nous faisons, vous faites, ils fontと現在時制では活用するが、nous faisonsはヌーフゾンと発音してヌーフェゾンとは発音しない。これは初歩のフランス語を学ぶときにフランス語の先生が必ず「発音が例外です」と注意するのが普通である。

デカルトは

2016-02-24 10:53:18 | 日記
デカルトは大好きな麻寝坊ができず、スウェ―デンの女王様に朝の5時から講義をして、北の国の寒さのせいか肺炎に罹り50数歳にして亡くなったという。

私もやはり朝寝坊であり、12時に寝ると8時半くらいに目を覚ますが、1時を過ぎて寝ると9時過ぎまで寝ている。

妻があまり怒らないのでやれやれであるが、知人には私が9時まで寝ていて起きてこないので困るとか愚痴をこぼしているらしい。

そうはいっても妻自身もあまり早起きではない。子どもは誰ももう家にはいないし、11時ころには寝るが起きるのは7時半か8時である。

結婚してすぐの頃に妻の叔母から「 A ちゃんはお寝坊さんでしょ」とよく聞かされた。というのも花のOL時代にはこの叔母の中に妻は同居させてもらっていたのだ。叔父は5時から起きて英語会話のテープを聞いているというような勉強家であったが、「海外出張のときには通訳がつくからね」といつも言っていた。

それでも自分でもある程度は英語ができることを自分に課しているという勉強家の人だった。ある会社の役員をしていたが、妻はその縁故で同じ会社に勤めていた。

叔父の方は結構早く迎えの車で出勤していたが、彼の姪であった私の妻はギリギリまで寝ていてラッシュのころに電車で出勤していた。東京丸の内のあるビルの中にその会社はあった。もう半世紀近くも前のことである。