物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

清原氏の麻薬

2016-02-04 14:49:07 | 日記
清原さんはもちろん野球界のスターであった。だが、やはり人間は孤独に弱い。

こうやって考えてくると王さんとか長嶋さんの立派さがわかってくる。もちろん彼らが現役を去ってからの現役時代からの華々しさ比べてのさびしさは経験しているであろうけれども。長嶋さんも王さんも離婚は経験していないかもしれないけれど、奥さんに早く亡くなれている。そういう意味では寂しさを経験していないはずはない。

だが、自己を強く持って長嶋さんなら、自分のリハビリに頑張っておられる。王さんはソフトバンクホークスの会長さんで頑張っている。やはりこの二人は偉い。

だが、今回の逮捕で清原氏は麻薬と縁を切る試みへと移ることができたので、清原氏にとってもよかったのではないか。もちろんそういう麻薬に手を染めなかったほうがよかったことはいうまでもないが、してしまったもう取り返しがつかない。

そうではなくて新しい出発と今回の逮捕の機会をつかってほしい。またそれができるはずである。もっとも桑田氏のように清原氏に忠告をしていた人もおられたらしいが、そういうことが耳痛かったのであろう。それを聞く耳を最低もつべきであったろうが、しかしそれでもこれから新しい清原が産まれるとでも思えばいいだろう。


人間として再起を切に祈る。

アドラーの心理学から

2016-02-04 10:38:05 | 日記
このブログでもとりあげたことがあるかもしれないが、フロイト、ユンク、アドラーが三大心理学者だという。

昨夜のNHKのEテレの「100分で名著」でアドラーをとりあげていた。何という、著書かは知らない。いくつか放送を見ながらメモったことを書いておこう。

フロイトはリビド(性衝動)が行動を決めると言ったが、アドラーは劣等感が行動を決めるという。アドラーは言う。

1.意味づけを変えれば、未来を変えられる
2.原因ではなく、目的に目を向けよ

という。要するに目的の持ち方で未来を変えられるという。いくら過去のトラウマがあったとしてもそれに拘泥することは得策ではない。トラウマに拘泥しているということは拘泥するという決心をしていることだから、拘泥しないという決心をしさえすればいい。これは自分の決心を変えさえすればいいのである。

ライフスタイルを変えることが大切だという。

生き方を変えられないのではなく、変わらない決心をしているのだという。人生が困難なのではなくあなたが人生を困難にしているのだという。だから、自分の生き方を変えさえすればいい。

もっともこれが客観的にそうではない例もあろうが、大部分の場合においてはやはり自分が変わらない決心をしている、または変えられないと思い込んでいないか反省をしてみるべきだろうか。

だから、まず重要なのはライフスタイルを意識化することであり、続いてライフスタイルを変えることである。

最後にアドラーは

   人は三日あれば自分を変えられる!

という。私たちはアドラーのこの積極的な考え方をとりたい。

まさに、過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられるのである。

人は同じことを経験してもその取り方はいろいろである。できるだけ積極的でポジティブな考え方をとって明るく生きたいものである。これは私の考えであるけれども。