というドイツ語が昨晩のドイツ語のクラスで出てきた。そしてその語を使った例文を一つ二つ作って来なさいという、宿題が出された。これはドイツ人同士の会話の休暇の話で、その中で使われていた語である。
この語は日本語で言うとどういうかと聞かれたので、「よりによって」と答えたが、はたしてそれでよかったろうか。いま辞書を引いてみると「こともあろうに」だとか「よくもまあ」とかの訳語がついている。ちなみに、「より(選り)によって」は辞書の最初に出ている訳語であった。
ausgerechnetの基礎となる、動詞ausrechnenはrechnen(計算する)に前綴りausがついている。意味は「計算して割り出す」だとか「算定する」とかと訳が出ている。この場合の前綴りのausには「完全に」とか「すっかり」とかのニューアンスを私は感じる。
そんなに初心者向きの言葉ではないが、ドイツ語を母語とする人は普通によく使うという。