「前略」と「草々」または「怱々」というが怱々の方が妻も私もわからなかった。じつは妻が作品の添削をしてもらっている、自由書道の雑誌に前略と怱々の字があり、この後の方の「怱々」をどう読むかが問題になって私に聞かれたのであたったが、わたしも知らなかった。
それで妻はスマホでいろいろ検索してみたが、まさか匆々(そうそう)だとは思わなかったので、検索は難渋をきわめた。それで仕方なく昨朝であったが「自由書道」の事務所に電話をかけて聞いた。事務員の人にはわからずその字をお手本に書いた先生が電話に出て来て「そうそう」と読むと教えてもらった。
後で、角川「明解国語辞典」を引いて「そうそう」を引いてみたら出ていたから、読み方を知らない字の一つということであろうか。また勉強になった。
人によっては手紙の終りに「不一」と書く人もおられる。