の説明を『数学ガール ーガロア理論ー』(ソフトバンク・クリエイティブ)で昨日読んだ。ガロアの数学的天才は言われているが、それを用意したラグランジュの発見を見逃すべきではない。
代数方程式を解くとは解をその代数方程式の係数で表すことだが、それを転じて解の交換と深い関係があると発見したのはラグランジュであった。
3次方程式についてはこのことを示してあるが、4次方程式についてはあからさまに示したものを読んでいない。だから、3次方程式のみならず4次方程式についても解の交換との関係をあからさまに示したものを知りたい。
いま、図書館で借りているのは上記の『数学ガール』数日来、書いている金重明『ガロアの数学』(岩波書店)である。
解の交換をしたら、符号が変わることが本質的ということを金さんの書から知った。この金さんは作家だというのに数学にめっぽう強いという変わり種である。