ラプラス演算子の3次元の極座標表示をまともに求めるととても大変な計算になってしまう。もう何十年も前の学生時代にこれをそれでも求めようとして、1週間ぐらいかかってとうとう正しい答えは導けなかったという記憶が残っている。
それをラプラス演算子をまず円柱座標で表示して、それからその円柱座標から3次元の極座標に変換するという方法をとってようやくその式を導いた。
それが3次元のラプラス演算子の極座標表示を求める正攻法だという N 先生のご主張はもっともと思うようになったが、それでも円柱座標系を経由せずに、そのままで計算できないかと思って係数を文字で置き換えて表すことにして、学生の頃の計算をやり直してみた。
それは面倒な係数を簡単な文字に置きなおしているが、計算はそれでも面倒だが、予想に反して2,3日で計算できた。そしてそのやりかたを書いたエッセイも「数学・物理通信」に載せたが、それなら2次元のラプラス演算子も同じ方法で計算できると思って、それをやっておこうとしばらくしてから思いついた。
それでその原稿を書こうかと元の原稿を見なおしたら、自分では忘れてしまっていたのだが、私が書こうと思っていたことはすでに付録のところに書いてあった。自分で書いておきながら、まったく忘れてしまっているという始末であった。
これは全く別のことになるが、大学院の学生のころに O 先生が自分が以前に言ったことでもう学生の間では周知となったあるアイディアを、本人は忘れてしまってまた思いついたとして話しているのに出会ったことがある。
このときは「あなた自身がそのアイディアをもうずっと以前に話されていましたよ」ということで終わっただが、本人は半信半疑であった。
それをラプラス演算子をまず円柱座標で表示して、それからその円柱座標から3次元の極座標に変換するという方法をとってようやくその式を導いた。
それが3次元のラプラス演算子の極座標表示を求める正攻法だという N 先生のご主張はもっともと思うようになったが、それでも円柱座標系を経由せずに、そのままで計算できないかと思って係数を文字で置き換えて表すことにして、学生の頃の計算をやり直してみた。
それは面倒な係数を簡単な文字に置きなおしているが、計算はそれでも面倒だが、予想に反して2,3日で計算できた。そしてそのやりかたを書いたエッセイも「数学・物理通信」に載せたが、それなら2次元のラプラス演算子も同じ方法で計算できると思って、それをやっておこうとしばらくしてから思いついた。
それでその原稿を書こうかと元の原稿を見なおしたら、自分では忘れてしまっていたのだが、私が書こうと思っていたことはすでに付録のところに書いてあった。自分で書いておきながら、まったく忘れてしまっているという始末であった。
これは全く別のことになるが、大学院の学生のころに O 先生が自分が以前に言ったことでもう学生の間では周知となったあるアイディアを、本人は忘れてしまってまた思いついたとして話しているのに出会ったことがある。
このときは「あなた自身がそのアイディアをもうずっと以前に話されていましたよ」ということで終わっただが、本人は半信半疑であった。