Volkeszahlungという語を読んで、この語がすぐにわかるようなら、あなたのドイツ語力はすばらしいものだろう。
辞書をまだ引いてないのだが、たぶん「国勢調査」のことだろう。これは昨夜19時30分ころからはじまったzoomによるドイツ語のクラスの冒頭に言われたドイツ語である(注1)。
はじめなんのことかわからなかった。どのような調査が行われたかを尋ねる問いがなされたが、途中で変な問いがあった。
「朝からコヒーを何杯飲んだか」だとか、「ズボンを何着持っているか」だとか、これはユーモアでそういうことを尋ねているのだと思った(注2)。
ところが国勢調査の調査内容をあらかた話した後で、他にどんな質問があったかと尋ねられた。
要するに会話の中でどういうことを聞き取っているのかということを意図して変な質問を挿入していたのだ。
こういう教育的な配慮を先生というものはしなくてはならないのかと感心をしてしまった。
それで思い出したのだが、ケーブルテレビで放送されているアメリカのTVのドラマのシリーズで「メンタリスト」というのがある。この中に最近の再放送で見たのは、ある人に呼ばれた、ドラマの主人公ジェーンさんは突然に風呂場につれて行かれ、なんの説明もなく浴槽の水の中に何回か連続して頭を突っ込まれるという乱暴を受ける。
そのときに何の脈絡もなくそばにいる人が関連のない言葉を続けていう場面がある。そしてそのときにジェーンさんが殺されるのかと思ったが、これが脈絡のない言葉をジェーンさんが棒暗記できるかのテストのためであった。
この後の成り行きは私が入浴するためにテレビの前の席を外したために知らないのだが、ひょっとしたら、R氏はこのテレビにヒントを得て、これを手段に使ったのかもしれない。そうだとすれば、なかなか R 氏は隅におけない人である。
(注1)後で辞書を引いたら、やはり国勢調査だった。
(注2)「今日コヒーを何杯飲んだか」Wieviele Tassen Kaffee haben Sie heute getrunken ?
「ズボンを何着持っているか」Wieviele Hosen haben Sie ?