数学教育協議会(民間教育団体)の「量の体系は不完成だった」ということを書かれている方のブログに出会った。
そのメロメロさんのブログには自己紹介のところに、本の写真が1冊自己紹介代わりに出ているのだが、写真が鮮明でないのでわからない。
それで岩波書店のからある本を出されている方かなと思って書庫を探してみたら、その方だった。表紙の一部にオレンジの色がついているのでその本だった。
メロメロさんによれば、「量の体系は不完成だった」ということを書かれているのは今年の8月に亡くなった銀林浩(こう)さんだったことがわかった。
私はそういう話は知らなかったが、愛数協に30年以上所属していたから、「量の体系」は中学校の3年生くらいになると量の体系はあまりうまくはいかないのだと昔のメンバーから聞いていた。
特に、熱心なメンバーからそういうことをよく言われていたから、数学教育協議会の中では「量の体系」について議論するのがタブーではなかったと思う。
だが、小学校レベルでは量の体系の有用性は疑うべきではないというのが、この人、Yさんの主張であった。私もそうだと思う。
内包量の加法が、この量の体系の中であまり議論されていないので、少し詳しく議論してほしいとこの Y さんにお願いして、詳しく解説を書いてもらったこともある。
だが、まだ十分には理解できていないので、いつか自分でも考えてみたいと思っている。