なぜ水曜日はWednesdayか(注1)。
そんなことを急に言われても英語で水曜日はWednesdayと昔から決まっているのです。とかなんとか言われるのがオチでしょう。
このことはいつかこのブログでたぶん触れていると思うが、何回書いてもいいことなので、また書くことにする。
ドイツ語を知っている人はドイツ語にwenden(ヴェンデン)という語があるのをご存じだろう。wendenはいろいろな意味があるが、普通には「裏返す」という意味を知っているかもしれない。
書類にBitte wendenとあれば、「裏もみてください」という意味である。辞書にはSeite wendenとあり、これは「ページをめくる」という意味だとある。wendenは「方向転換する」とか「向ける」という意味に私は覚えている(注2)。
この語とWednesdayとがどう関係するか。私のドイツ語の先生であるR氏によれば、月、火、水で週を折り返して、木、金、土、日となるのだという。だから,Wednesdayというのだと教えてくれた。ドイツ語のwendenが英語の水曜日に残っている。
もっとも英語以外では水曜日はWednesdayとは言わない。ドイツ語では水曜日はMittwochであり、フランス語ならmercrediである。
水曜日はどうしてWednesdayかということは、日本人のどの英語の先生にもドイツ語の先生にも教わったことはない。
(注1)カタカナで発音を書くとウエンズデーである。
(注2)ごく最近述べたと思うが、冬至と夏至などにもwendeが入っている。
-e Wintersonnenwendeとか-e Sommersonnennwendeとかいう風に。これらはドイツ語である。