物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ようやく、手がかりがつかめそうだ

2021-06-23 16:11:29 | 本と雑誌
ようやく、手がかりがつかめそうだ。

いや、小著『四元数の発見』(海鳴社)第6章第3節の直交補空間のところが、前からいかにも唐突でなんとかならないかなと思っていたのだが、どう書き換えたらいいかわからなかった。

それが先日読み返していたら、どう書きなおすべきかが少しだけ見えて来た。

すでに閲読者だったKさんが指摘してくれていた。その部分をうまく書き換えることができなかったので、そのまま補注として書いていたのだった。

要するに四元数をベクトル空間として見て、それからその四元数のベクトル空間としての直交性の定義がそこでされてないことが、この部分の書き方がどうも唐突であることの原因であったらしい。

この原因は、ポントリャーギン『数の概念の拡張』(森北出版)を読んで、四元数が計量(ユークリッド)ベクトル空間として解釈できるとの説明があったのだが、そこが長い間理解できず、空白としてなっていた。

本を書いた最終段階では結局はそこをなんとかわかったのだが、そのわかる時期がとても遅くて本全体がほぼできあがっていたころだった。その影響がここに現れている。




「数学・物理通信」を2号発行した後は

2021-06-23 14:03:02 | 本と雑誌
「数学・物理通信」を2号発行した後はいつも空洞のようになる。

大したこともしていないのだが、発行するまでに、かなり気持ちの緊張があるのだと思う。今日はそれである。

先ほどはNHKのラジオドイツ語のテクストにあるクロスワードパズルを解いた。もっとも辞書片手にである。もっとも辞書はあまりうまくは使えないようになっている。

ドイツのケルンで有名なビールがケルシュK"olschとか呼ばれることを常識として知っていないと簡単には解けない。

大抵1か所か2か所難しいところがある 。今回は露 -r Tauであった。この語はまったく知らなかった。Morgentau朝露というところに出て来た。

岩崎英二郎他編の『ドイツ語基本単語5000語』(白水社)にもちゃんとこのTauは出ていた。

Zweifelとは疑いで、

2021-06-23 10:46:54 | 本と雑誌
Zweifelとは疑いで、verzweifelnは絶望するを意味する。

まず、Zweifelだが、「疑い」にも二つのものの間で戸惑うというような意味があるのだろうか。

verという前綴りはアクセントがここの部分にはないので非分離の前綴りだが、verにはわるいことが結果として残るというイメージがあるのだとどこかで聞いた覚えがある。

versclhafen寝過ごすだとか、versp"aten遅刻するだとか、vers"aumen逃すだとか。それからverzweifelnに戻れば、疑いがいつまでも残って最後に絶望するということになるのだろうか。

amibiguitetyとかambivalentとかあいまいなとか二律背反のとかいうのも同じではなかろうかなどと素人の考えである。