イスラエルとガザのハマスとの戦闘はレバノンのヒズボラに飛び火してしまった。ひょっとしたらイランとイスラエルの戦争に拡大するかもしれない。
これはイスラエルにはわるいが、こういう武力に武力を対抗させるのではいつまでたってもイスラエルに平和は来ないと思う。
イスラエルの人だってうすうすはそう感じているのだろう。だが、少しイスラエル人が死んだからといってその報復を爆撃とかでおこなったら、そのとばっちりにあう人がどうしてもでてくる。そしてそのとばっちりでなくなる人の方が多くなる。標的にした人の数よりも圧倒的に多くなる。
そして、その人たちの親族や隣人が恨みに思わないはずはない。和平しか最終的な方法はないのだ。いくら強力な軍備とか武器を備えていても。そのことがわからない理性のない人たちではないと思うのだが、実際の対応は最悪である。
そしてやはり同じ場所になかよくいろいろな民族が共存するということを志向しなくてはならない。
20世紀半ばの核戦争の脅威が叫ばれたころ、戦力の平衡ということは実現不可能だと世界の識者が論じた。それと同じことが小規模だが起こっている。そしてそれはいつ世界規模の大戦へと移行するかもしれない時代なのだ。
まずは力のあるものの自制を促したい。