年をとってせっかちになったので、先ほど数学・物理通信14巻6号を発行した。
今朝もう一度再点検をしたら、2か所ほど小さな訂正をしたくなったが、それを無視して発行を強行した。
これは自分のあと生きられる時間と自分のしたい仕事との関係を重視する観点からそうしたのである。それで自分が十分に満足できないのはわかっているが、小さなことを修正したとしても誰もが気がつかないような些細なことである。
そのための時間を費やすことがいいのかどうかと考えてしまった。私も含めて人は無限に生きられるという勝手な幻想をもっている。
理性的に考えたらだれもそういうことはあり得ないことは重々承知しているのだが、あたかも無限に生きられるかの如く振る舞っている。他の方は知らないが、少なくとも私はそうであると気づいてしまった。
それを反省しなくてはならない。この考えが今私に起こっている。