四元数と空間回転との関係は論じつくしたか思っていたが、どうもそうでもないらしい。
私の目指しているのはわかっていることをそのまま正しいと認めるという理解のしかたではなく、できるだけ発見法的に理解したいということである。
そういう観点から3つの方法で四元数による空間回転の導出を『四元数の発見』では行った。だが、いま4つ目のそういう方法を紹介しようとしている。成功するかどうかはまだわからないが、もちろんそういう試みをしたサイトを見たからである。
もちろん少し手を入れた説明にするつもりである。もっともこの説明にしても完全に発見的な方法かといえば、そうも言えないだろう。
だが、少しはそれに近づいた方法であると判断している。