の完成が間近となった。昨日、ハウザーの分岐点の定義をようやく入力して、それを見直した。今日はその修正を入力して完成させるつもりである。
分岐点の定義について気にしている人はたぶん私一人ではないと思うが、日本人では故安倍斉先生以外は知らない。他にもおられるのであろうが、すくなくとも論文や数学エッセイとかで私が見たことはない。
安倍先生に続いては文献に書きとどめている日本人は私くらいであろうか。いや、言葉足らずであった。分岐点の定義についてはどの複素解析の本にも書いてあるが、それらの記述とはちょっと違った視点から書いたものという「但し書き」がいる。
こういう作業をしても誰からも褒められたことはない。もっともこういう異なった視点からの関数の分岐点の定義を知っている人は知っているので、知らなかったのは私ばかりかもしれない。
ベル『数学をつくった人々』(東京図書)を訳した、数学者の銀林浩さんはこの分岐点の定義をご存じであろうが、銀林さんは代数か、整数論が専門の数学者であるので、ことさら関数の分岐点の定義が云々を書かれることはなかったのだと思われる。もっともすべての銀林さんの著書を見たわけではないので、どこかにすでに書き留めておられるかもしれない。
(2018.12.27付記) 昨日、上記のエッセイの一応の完成をみた。
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