基本的には日曜日を除く毎日書いているこのブログですが、明日はブログをお休みします。これは明日と明後日に京都の南座へ観劇に行くツアーに参加するからです。
それでやむなくブログをお休みします。パソコンをもっていってブログをどこへ行っても毎日欠かさない方もおられるようですが、そういう手段をもってはいないので、失礼をします。
今度の旅行の予定では山宣(山本宣冶:無産者運動をやっていた人で暗殺された)の墓参りを予定にしています。山宣の墓は宇治の平等院近くの山にあって、そこに山宣のお母さんが開いたというレストランがいまでもあり、そこにバスを駐車させてもらい、墓参りに行くと共に山宣の業績を聞くことにしています。山宣は無産者の医療生協活動の先駆者だそうです。
武谷三男が京都大学で山宣にはじめてあったとき、山宣から「君は酒も女もやらんそうじゃないか。それで人生何が楽しいのだ」と言われたと書いています。今回の墓参りには山宣のことを調べている(松山市出身の)堺市在住の方の説明を受けることができると聞いているので楽しみにしています。
だが、「死後何十年もして自分のことが語られていると山宣が知ったら、どう言うだろうな」。山宣は若いときにアメリカに行っていたことがあるので、その当時の大多数の日本人の感覚とはちがうものをもっていた稀有な人だったのでしょう。
ちなみに山宣はもともと動物学者であって、京都大学理学部講師を勤めた学究です。京都大学の生物学科の卒業生は戦前にはこの山宣の影響を受けた人がかなりいたといいます。