【2013年2月12日(火) 衆議院予算委員会 安倍内閣の政治姿勢に関する集中審議】
政府自民党はあすにも強行採決の構えを見せるなか、民主党は三本目の矢「成長戦略」に欠かせないTPPの「例外なき(聖域なき)関税撤廃」に関する政府統一見解のきょうじゅうの提出、経済対策に関する集中審議、北朝鮮核実験に関する集中審議、東電原発事故の原因が津波か地震かを特定するのに不可欠な東電管理職の参考人招致などを要求しています。
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日本維新の会の石原慎太郎前東京都知事が「浦島太郎のように18年ぶりに国会に戻ってきました」として、日本国憲法に関する考えなどを総理にただしました。
このなかで、上記の画像(衆議院インターネット審議中継)のように模型を出して、米軍横田基地(東京都福生市など)の管理空域「横田ラプコン」について、安倍晋三首相に説明する場面がありました。この資料の提示は事前に理事会で認められていたものと思われます。
ラプコンとは、米軍横田基地上空の空域。我が国の上空では、米軍、日本自衛隊、日本民間機の順に航路が決まっています。このため、羽田空港から伊丹空港など西日本や海外に向かう場合、離陸直後から激しく高度を上げながら右旋回をします。おそらく飛行機に乗り慣れない人は恐怖心を覚える人も多いでしょうが、このような急上昇と右旋回をするのは、このラプコンを通らないため。日本は空域に関しては、まだまだ独立国といえないのではないかとかねがね考えていました。このラプコンは近年、一部返還され、東京から伊丹空港の飛行時間が50分から45分に短縮(逆ルートは45分から40分に短縮)されています。
これを説明する際に、石原さんが閣僚答弁席まで言って説明したところ、マイクが入らず、日本維新の会議員が質問席のマイクを動かそうとしたところ、安倍首相から「それ、民放だけだから」と制される場面がありました。なお、この「民放」マイクは、歴史的伝統により民放ラジオ局で、ここから民放テレビ局に音声を流すことになっています。
このほか、石原都知事が野田佳彦首相と会った際に、尖閣諸島に太陽光パネルを設置したいと野田首相が話したと明かしました。
さらに文科族議員である麻生太郎財務相は「はやぶさ」が地球に帰ってきたときに、興味を持って話を聞かせて欲しいと最初にきたのは、「米国陸軍省だ」と答弁しました。いくつか日本復活のヒントがあったように感じます。
民主党もがんばってほしい。
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