【平成27年2015年9月16日(水) 参議院わが国および国際社会の平和安全法制に関する特別委員会】
前日、鴻池委員長が職権で「午後6時」に設定しましたが、開会は遅れました。
これに先立ち、午後1時から、神奈川県横浜市の新横浜で、地方公聴会を開きました。
これを終えて、国会議事堂に向かう際に、委員が乗ったとみられる自動車が立ち往生したことで、開会が遅れた可能性があります。
鴻池委員長は「6時半」に変更。NHKによると、理事会は6時半ごろから始まりましたが、野党側理事が退席し、休憩しました。
午後7時現在、第一委員会室には、中谷防衛相、岸田外相、与党委員らが着席。国会内の総理大臣室には安倍首相が待機しています。
NHKによると、民主党の北澤俊美(北沢俊美)、福山哲郎両理事は、「地方公聴会直後の締めくくり総括質疑に反対」しており、認めない場合は、特別委員長の解任を求める決議案を提出も辞さない構え。
安倍晋三首相は、午後8時半に前後して、国会議事堂内の総理大臣室から、参議院第一委員会室に移動しました。
鴻池委員長は理事会室から、翌日の委員会を「午前0時10分」に設定しました。
きょうはとりやめになりました。
【同日 参議院本会議】
山崎正昭議長が午前10時00分、ギャベル(木槌)を叩いて開会し、委員会の審査を終えて本会議に上程された「上がり法案」2本を採決し、可決・成立させ、同8分、散会を宣言しました。このため、きょう本会議を再開することはできません。安保法案に関して、万が一、衆が60日ルールを使うことになっても、きょうの衆・本会議は設定されていません。本会議は必ず前日に公報に載せないと開けないことになっています。このため、安保法案のきょうの成立は絶対になくなりました。ただし、午後6時からの委員会で可決する可能性は十分に残っています。
また、次回の参・本会議は定例通りならば金曜日午前10時になります。仮に国会外抗議活動が激しくなることをおそれて、あす木曜日開催することになると、与野党の合意がいつも以上に必要になります。
「琵琶湖の保全および再生に関する法律(189衆法35号)」について、島尻亜伊子環境委員長から審査報告を聞き、採決。投票総数237、賛成237、反対0の全会一致で可決し、成立しました。
「改正医療法」(189閣法68号)について、丸川珠代厚生労働委員長が「地域医療連携法人の制度をつくり、法人の合併、理事の責任、会計資料の義務付けなどの透明化を図る」と報告し、採決。投票総数237、賛成150、反対87で可決し、成立しました。
この後、山崎議長は10時7分、「本日はこれにて散会します」と宣言しました。
次の本会議はあす以降となります。また衆議院本会議もあす以降となります。このため、きょう中に安保法案(189閣法72号、73号)が委員会で強行採決しても、成立はあす以降になることが確定しました。
【同日 参議院災害対策特別委員会】
公明党の秋野公造委員長が開会。まず、鬼怒川など決壊による、茨城県常総市など、平成27年台風18号など大雨被害の犠牲者に黙とう。一般質疑。山谷災害担当相から平成27年台風18号など大雨被害に関する報告を聞きました。質疑は後日以降として、散会しました。
【同日 法律公布】
天皇陛下は「公認心理師法」を公布なさいました。副署は、首相、財務相、文科相、厚労相の4名。法律番号は平成27年9月16日法律68号。
天皇陛下は「同一労働同一賃金推進法(労働者の職務に応じて待遇の確保施策を推進する法律)」を平成27年9月16日法律69号として公布されました。もともと、閣法の対案として出された衆法22号で、不十分な内容となりました。
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