【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「航空宇宙自衛隊」に改称する自衛隊法・防衛省設置法改正案を2020年秋以降の国会に提出へ

2020年01月05日 07時17分10秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁

[写真]防衛省、東京都新宿区、きょねん2019年、宮崎信行撮影。

 3つの自衛隊のうち「航空自衛隊」を「航空宇宙自衛隊」に改称するための、自衛隊法や防衛省設置法の改正案が、今秋2020年以降の国会に提出される方針が固まったようです、読売新聞がきょうの1面トップで報じました。

 航空宇宙自衛隊への改称を、安倍晋三(自民党)内閣は、再来年春までには実現したいようです。

 2014年7月1日の「国の存立を全うし切れ目のない安全保障法制のための憲法解釈の再整理」以降に防衛審議官のもとで本格化した、日米防衛協力のための指針いわゆるガイドラインに、日米の軍事協力で新しく「宇宙分野」が加わりました(当ブログ内関連記事 ◎日米防衛協力のための指針(ガイドライン)中間報告発表、「グローバルな同盟」へ「自衛隊の活動を拡大」)。

 とはいえ、世界に「空軍」ではなく「航空宇宙軍」と名乗っている実力組織はどれほどあるのでしょうか。

 まだ仕事始め前。仕事納め当日は、内閣が海上自衛隊の中東(アラビア海北部含む)への調査・研究での派遣を決めたばかりで、政府はまだ何も説明していない状況です。職業自衛官の家族も心配しているのではないでしょうか。

 以上です。