ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

「野党共闘という言葉」朝日新聞記者に対して「私たちは一度も使っていない」と岡田克也さん反論

2023年07月11日 18時08分15秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]岡田克也立憲民主党幹事長、きょう2023年7月11日、衆議院第二議員会館内で、宮崎信行撮影。

 岡田幹事長はきょうの記者会見で、朝日新聞記者が「立憲の候補者調整は野党共闘をめざすものか」との質問にこたえて「野党共闘と言う言葉を立憲が使ったことあります。私は執行部でなかったので分かりませんけど、枝野さんは野党の連携という言葉を使っていたのではないか」と語りました。

 2017年10月の、「希望の党騒ぎ」で「リベラルを排除します」発言により、立憲民主党(旧党)が結成されて以降、枝野幸男(前)代表以降、野党共闘という言葉を使っていないと強調しました。

 先週金曜日の泉健太代表記者会見でも、出席していた私が「野党共闘」という言葉を一回も耳にしなかったのに、Twitterでは「野党共闘」がトレンド入りする怪現象が起きました。

 交渉相手が共産党の志位和夫委員長らが「野党共闘」という言葉を使っているのは事実。しかし、共産党は「憲法改悪」という言葉を付けっていますが、データベースでは、2017年10月以降に朝日新聞は「憲法改正」を3459記事使っていますが、「憲法改悪」は227記事にとどまっています。勢力が大きい政党が使う用語にあわせるのが原則のようです。

 岡田さんは共同通信記者の質問にこたえたくだりで「選挙の技術の問題だと思うが、その憶測で、立憲共産党という言葉は麻生太郎副総裁が選挙のときに使われて、一部のメディアが使われて、世の中に大変な誤解が広がった。そういうことにならないように、メディアのみなさんも気を付けて報道していただきたい」と語りました。

 以上です。
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