【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「野党共闘という言葉」朝日新聞記者に対して「私たちは一度も使っていない」と岡田克也さん反論

2023年07月11日 18時08分15秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]岡田克也立憲民主党幹事長、きょう2023年7月11日、衆議院第二議員会館内で、宮崎信行撮影。

 岡田幹事長はきょうの記者会見で、朝日新聞記者が「立憲の候補者調整は野党共闘をめざすものか」との質問にこたえて「野党共闘と言う言葉を立憲が使ったことあります。私は執行部でなかったので分かりませんけど、枝野さんは野党の連携という言葉を使っていたのではないか」と語りました。

 2017年10月の、「希望の党騒ぎ」で「リベラルを排除します」発言により、立憲民主党(旧党)が結成されて以降、枝野幸男(前)代表以降、野党共闘という言葉を使っていないと強調しました。

 先週金曜日の泉健太代表記者会見でも、出席していた私が「野党共闘」という言葉を一回も耳にしなかったのに、Twitterでは「野党共闘」がトレンド入りする怪現象が起きました。

 交渉相手が共産党の志位和夫委員長らが「野党共闘」という言葉を使っているのは事実。しかし、共産党は「憲法改悪」という言葉を付けっていますが、データベースでは、2017年10月以降に朝日新聞は「憲法改正」を3459記事使っていますが、「憲法改悪」は227記事にとどまっています。勢力が大きい政党が使う用語にあわせるのが原則のようです。

 岡田さんは共同通信記者の質問にこたえたくだりで「選挙の技術の問題だと思うが、その憶測で、立憲共産党という言葉は麻生太郎副総裁が選挙のときに使われて、一部のメディアが使われて、世の中に大変な誤解が広がった。そういうことにならないように、メディアのみなさんも気を付けて報道していただきたい」と語りました。

 以上です。