[写真]応援弁士と総支部長が来る前に、街頭演説会場の設営、呼び込み、司会、事務局からのお願いをする、尾名高勝・板橋区議(7期)、東京・東武東上線「大山」駅前、今月5日、宮崎信行撮影。
立憲民主党の泉健太代表は、きょう2023年7月21日の定例記者会見で「全国各地の自治体でも、国政においても、こども予算強化キャンペーンで、こども予算を増額させて支援するのが立憲民主党なんだというとりくみ」を始めるとしました。
同党が、党本部・国会議員と、地方自治体議員の政策と国民運動を一致させたキャンペーンを張るのは結党以来初めて。
先月6月13日に閣議決定した、岸田首相と小倉こども家庭庁担当大臣のとりまとめ「こども未来戦略方針」が財源の裏付けがなく不評であることをみて反転攻勢にでるかまえとみられます。
具体的な国民運動として、地方自治体議員が、地元の子育て支援施設や子育て世帯でヒアリングし、自治体に予算を増やすよう働きかけ、党本部も連動して政策をとりまとめて、国に要望するしくみを想定しているとみられます。
泉代表は、個別の政策メニューとして、不妊治療、妊娠・出産の伴走型支援、保育の待遇改善、住宅支援など経済的な子育て支援、ヤングケアラー対策、孤独孤立対策、給食費の無償化、ひとり親支援、若年層の就労支援、不登校対策ーーなどをあげました。
面的広がりでは47都道府県連すべてで取り組むとみられます。
泉代表は、あすの東京都連の立憲パートナーズミーティングでの基調講演で言及するとみられます。
地方議員をめぐっては「希望の党騒ぎ」による分裂や、新・立憲結党をめぐる県連・総支部の資源争いの爪痕は修復が困難との指摘もありました。さらに、4年前の参院選の東京選挙区で「前都議の女性新人」と「前新聞記者の男性新人」のうち、男性新人を応援する地方議員の方が党の主流だという認識が生まれ、地方議員が男性新人を大きい駅だけ引き回すかっこうとなり、女性新人のみが当選し、男性新人は衆議院総支部長(当選)に回る事態となりました。
しかし、4月の第20回統一地方選で23区の区議選などで、自民党男性現職が大量に落選して、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会や新興政党の公認候補が大量得票で当選する勢いがでてきたため、今回のキャンペーンの開始を判断したとみられます。
[写真]公明党地方議員一人ひとりが一つの街頭演説会場を切り回す原則で、石井啓一幹事長(右)が衆議院予定候補になったと発表する、同党の埼玉県八潮市議、先々月、宮崎信行撮影。
[写真]立憲民主党の応援弁士と総支部長が来る前に、街頭演説会場の設営、呼び込み、司会、事務局からのお願いをする、尾名高勝・板橋区議(7期)、東京・東部東上線「大山」駅前。
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先月6月13日に閣議決定した、岸田首相と小倉こども家庭庁担当大臣のとりまとめ「こども未来戦略方針」が財源の裏付けがなく不評であることをみて反転攻勢にでるかまえとみられます。
具体的な国民運動として、地方自治体議員が、地元の子育て支援施設や子育て世帯でヒアリングし、自治体に予算を増やすよう働きかけ、党本部も連動して政策をとりまとめて、国に要望するしくみを想定しているとみられます。
泉代表は、個別の政策メニューとして、不妊治療、妊娠・出産の伴走型支援、保育の待遇改善、住宅支援など経済的な子育て支援、ヤングケアラー対策、孤独孤立対策、給食費の無償化、ひとり親支援、若年層の就労支援、不登校対策ーーなどをあげました。
面的広がりでは47都道府県連すべてで取り組むとみられます。
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地方議員をめぐっては「希望の党騒ぎ」による分裂や、新・立憲結党をめぐる県連・総支部の資源争いの爪痕は修復が困難との指摘もありました。さらに、4年前の参院選の東京選挙区で「前都議の女性新人」と「前新聞記者の男性新人」のうち、男性新人を応援する地方議員の方が党の主流だという認識が生まれ、地方議員が男性新人を大きい駅だけ引き回すかっこうとなり、女性新人のみが当選し、男性新人は衆議院総支部長(当選)に回る事態となりました。
しかし、4月の第20回統一地方選で23区の区議選などで、自民党男性現職が大量に落選して、立憲民主党、国民民主党、日本維新の会や新興政党の公認候補が大量得票で当選する勢いがでてきたため、今回のキャンペーンの開始を判断したとみられます。
[写真]公明党地方議員一人ひとりが一つの街頭演説会場を切り回す原則で、石井啓一幹事長(右)が衆議院予定候補になったと発表する、同党の埼玉県八潮市議、先々月、宮崎信行撮影。
[写真]立憲民主党の応援弁士と総支部長が来る前に、街頭演説会場の設営、呼び込み、司会、事務局からのお願いをする、尾名高勝・板橋区議(7期)、東京・東部東上線「大山」駅前。
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