【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

◆民進党は解党すべし わずか7期59歳の経済音痴・野田佳彦氏のパワーバランスを崩せ◆

2016年08月02日 05時01分44秒 | 政権交代ある二大政党政治の完成をめざして

◆野党第1党の党内パワーバランスを壊すべし

 7期59歳の野田佳彦さん=写真、都内、2012年、筆者・宮崎信行撮影=は、首相の歳費で住宅ローンを一部繰り上げ返済したスケールの小さい男。ネクスト首相の続投を支持しないのに、その後釜に必要な推薦人20名を確保できていないというから、SWK=育ちの悪さは隠せません。

 私としては、中野寛成先生を幹事長から降ろし、岡田克也先生を代表から降ろした者など存在自体認めるわけにはいきません。岡田先生は影響力を残そうと、野田さんと距離を近くしているのでしょうが、野田さんの影響力を削ぐためにも民進党を解散すべし。

 その後ですが、衆議院が小選挙区比例代表並立制なので、現野党4党系が集まれば、ある程度の議席は確保できます。

 大畠章宏さんのグループが岡田さんがネクスト首相にふさわしくないとの見解を示していますが、そもそも、9期69歳の大畠さんは今期限りで勇退しますので、ネクスト首相にはなれません。後釜も考えずにネクスト首相に降りろ、という衆議院議員は多いのですが、二大政党の敵。

 時事放談初出演で、代表選前倒しに言及した、3期46歳の玉木雄一郎さん、メールマガジンで岡田さんの人格批判を繰り返した3期57歳の逢坂誠二さんも、責任ある政治に不向きです。

◆経済音痴をさらけ出す政治家に首相はできない

 まして、玉木さんは物価上昇率と経済成長率を混同した経済理論を開陳する経済音痴。野田さんも、日銀短観に中小零細企業を入れるべきだという傾斜生産方式を理解しない「瓦版」を配布。6期56歳の長妻昭さんは「成長と分配」を「分配と成長」と言い換える謎理論。どうやらグラフのX軸が右から左に逆流しているようです。

 金融(もはや財政を包含する概念)システムと国際秩序が、せっかく不安定(←不謹慎だという批判は受け付けません、それが私の二大政党論)だから、岡田ネクスト首相に、成田知巳委員長、春日一幸委員長、竹入義勝委員長なみに長期間やってもらえばいいです。そうすれば、いつか相対第1位会派に浮上します。

 不安定だから、代表の地位は安定させないといけないのです。

 7期50歳の古川元久さんはきょねん出版した著書「財政破綻に備える 今なすべきこと」はすべて理論が正しい。ところが、8期52歳の枝野幸男さんに比べて、明らかに役職に恵まれていない。

 さはさりながら、枝野さんの8期だって、自民党では初入閣を目指している人がいるような期数。

 私は、7期の古川さんがもっと浮上し、長老を大事にする政党ができてほしいです。パワーバランスを崩しましょう。

◆田中蔵相は46歳で「首相になれるかもしれない」と語ったが、実際の総裁選出馬は54歳。

 田中角栄先生は46歳のときに「首相になれるかもしれない」と大蔵大臣室で語りました(佐藤昭「私の角栄日記」)が、自民党総裁選初出馬は54歳です。蓮舫さんは48歳。なぜ生き急ぐのか。蓮舫さんは首相になったら、厚労省のビッグデータを使って歳出削減をしたいそうです(1日の橋下徹さんのテレビ朝日番組)。財務省の犬であって、首相ではない。

◆代表選は中止し、解党の是非を問うべし

 とにかくもう、民進党は駄目です。私の手元にも初代党員登録のハガキが来ていますが、代表選ではなく、解散の是非を問う投票にした方がいいでしょう。

◆衆院総支部に1000万円配り国庫に返納すべし

 民進党は、衆議院総支部(現職議員含む)に1000万円を配ったうえで、残額を国庫に返納し、解党(解散)すべきです。来年4月20日には政党助成金が新しい各党に入ります。

◆憲法改正手続き国民投票法の前には、安倍首相の抜き打ち衆議院解散はない

 そのすきをついて、衆議院を解散されたら、憲法改正手続き国民投票より先に国政選挙があることになります。小党分裂でも、小選挙区候補が乱立するのは経済的に無理だし、ある程度集約できるでしょう。組織は極めて大事です。それは否定しません。ただもっとも要になるのは、より良い首相候補を担げるかどうかです。

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