宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

首相、盛山文科大臣不信任決議案否決で逆に辞任カードなくなったかも、能登雑損控除はあす正午過ぎに参でも可決・成立へ

2024年02月20日 17時55分43秒 | 第213回通常国会 令和6年2024年1月召集
 金曜日から天皇誕生日で3連休。

 盛山文部科学大臣不信任決議案は、いつもより多くの議員が出席して否決されました。岡田克也幹事長は定例会見で「驚きを禁じえない」とのセリフをはきました。が、これで首相は大臣を衆参予算審議の都合でやめさせられなくなったので、次の選挙への影響は見通せません。

【野党国対委員長会談きょう令和6年2024年2月20日(火)】
  塩谷立さんと武田良太さんの2衆議院議員が衆・政治倫理審査会に本人申し立てで出席してもいいという自民国対の連絡があり、2人に関しては認めるものの、さらに協議することで4会派6党が一致しました。

【衆議院予算委員会 同日】
 「令和6年度予算案」は12日目。本会議散会後1時間前後で流会しました。中央公聴会の日程はまだ議決していません。前回までの審議時間は手元の計算で51時間(審議入り前の集中審議と地方公聴会除く)。

【衆議院本会議 同日】
 「盛山正仁文科相不信任決議」は投票総数452、賛成122、反対333の大差で否決されました。採決に先立つ趣旨弁明には立憲民主党の菊田まきこさんが昨秋の改正国立大学法人法の質疑以来の登壇。維新の金村龍那さんは、行政のミスがあるわけでなく旧統一教会がリークをしている懸念があるとし、反対すると表明しました。
 この後、国会同意人事。
 続いて令和6年1月1日能登地震の雑損控除を1年前倒す「地方税法改正案」(213閣法21号)が古屋範子総務委員長から審査結果の報告を得て、全会一致で可決し、参議院へ送付されました。津島淳財務金融委員長の審査結果報告を受けて「所得税法などの臨時特例法案」(213閣法20号)も全会一致で可決し、参に送られました。

【衆議院財務金融委員会 同日】
 「所得税法改正案」(213閣法1号)の対政府質疑がありました。

【衆議院総務委員会 同日】
 前回2月15日(木)に「地方税法など改正案」(213閣法2号)と「地方交付税法改正案」(213閣法3号)が趣旨説明されたことを書き漏らしていました。2案に対する対政府質疑がありました。

●あすの予定 雑損控除の2法案はあす午前10時から委員会審議予定(水曜日は定例外なので特別対応)で、本会議上程後、正午過ぎに可決、成立しそうです。予算は、月曜の午後1時からの予定がまるまる48時間スライドするかっこうとなります。月曜日から国民・有志・令和は割り当てがもともとありませんでした。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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