宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

手塚仁雄・幹事長代行が枠を広げて執行役員会に起用、野田佳彦代表、連合非推薦、都連・党内に敵が多く軋轢が確実に

2024年10月02日 16時08分34秒 | 新・立憲民主党2020年9月15日結党
[写真]蓮舫都知事候補の落選確実の記者会見で、とくに自分の立場を説明することなく司会をした手塚仁雄・立憲民主党衆議院議員、7月7日、千代田区内のレンタル会議施設で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の野田佳彦代表は就任後初めての常任幹事会を開き、8名を公認し、201名(現職1名のみ比例東北単独)を決定しました。また来春まで任期がある平尾道雄・現職米原市長(73歳)の4期目途中での滋賀2区公認も決定しました。地元では2週間前に報道されていました。

 そして、執行役員会のメンバーを増員して、「幹事長代行」も参加することに。その幹事長代行に手塚仁雄・衆議院議員を充てました。手塚議員は、前回の衆院選で連合の推薦を受けていません。

 手塚さんに関しては、東京都連で、例えば「5人区だから公認2人目を立てろ」というときに具体的に候補予定者を連れて会議にのぞむことが多いとされています。菅直人さん、海江田万里さん、小川敏夫さん、松原仁さん、末松義規さん、長妻昭さんらは、意見を言っても、現在仕事を持つ人を具体的な候補予定者として引っ張ってくることは、選挙区外では難しいことから、当然にして手塚さんの意見が通り、その人が公認内定することが多い傾向があるとされます。

 このため都連内で大きい勢力を持ち、前回の衆院選では、長妻代表・手塚幹事長とも連合の推薦をもらえず、かつそのことが報道されることもなく小選挙区で当選しています。

 敵の多い手塚さんが、幹事長代行になり枠を広げてまで幹事長代行になったことから、衆議院議員団内でも警戒が広がりそうです。

 小沢一郎さんは、代表選のさいちゅうから新聞事例があったとおり、総合選挙対策本部長代行となりましたが、新生党で6期後輩の岡田克也さんが筆頭副本部長につくことになりました。岡田筆頭副本部長の配置が誰の配慮かは不明。

 執行役員かつ役員室長には、奥野総一郎さんが起用されました。奥野さんは花斉会会員ですが、千葉県知事選に落選後に衆議院議員に初当選する時期に前後して小沢一郎さんのグループに参加していたこともあります。

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