[写真]新進党を解党した小沢一郎氏、2014年、都内、筆者・宮崎信行撮影。
政権交代ある二大政党政治を裏切った、小沢一郎氏が解党した新進党の存続政党で、与党経験もある、旧自由党(小沢一郎党首)の政治資金団体で、民主党に合流後も、解散せず、その他政治団体として地下で存続する
「改革国民会議」
の政治資金収支報告書に誤りがあったことが分かりました。
改革国民会議は平成28年2016年3月7日朝、筆者・宮崎信行の指摘で、誤りを認めました。「総務省で訂正する」と語りました。
誤った記載があったのは、小沢氏の側近である、平野貞夫さんが代表者と会計責任者を兼務する、「改革国民会議」の平成26年2014年定期公表分の収支報告書。
平成26年8月18日に、日本青年館ホテルに対して、370万円の「講師料」を支出。
これに先立つ、3月4日分の427万円の支出分は、「施設利用料」に仕訳ています。
これとは別に、同団体は収入として、「小沢一郎政治塾」の冬季合宿223万円(2月8日)、夏季合宿160万円(7月17日) を計上。
収入より支出が多いことから、小沢一郎氏政治塾の費用は、改革国民会議から補填されていると考えられます。
この8月18日の「講師料」について、「施設利用料」の誤りではないかと指摘した筆者に対して、小沢氏側団体は誤りを認めました。
自民党羽田派および新生党(羽田孜党首)である「改革フォーラム21」に対して改革国民会議は5000万円を寄付。新進党結党に伴い解散していたと誰もが思っていた団体が、それから22年が経った今も存続し、13年前に解散したと誰もが思っていた団体から、逆に寄付を受けるという複雑な構図となっています。
自民党羽田派、新生党、新進党、自由党とも、小沢氏の私有財産では有りません。が、小沢氏主導の「解党ビジネス」がなおもくすぶっていることを感じました。
デモクラシーは、シンプルイズベストです。
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