宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

立憲、旧統一教会と自民党の「壺」追及加速決める、あす警察庁からヒアリング、「幹事長の対自民本部」と「消費者部会の霊感商法」合同ヒアリング、党内「ブーメラン」調査はあすにも幹事長発表

2022年08月01日 20時36分39秒 | 第209回臨時国会 令和4年2022年 院の構成
[写真]旧統一教会2世信者による安倍晋三元首相の暗殺翌日に、いつもより多い警護官や聴衆とともにマイク納め式を行う立憲民主党幹部ら、先月9日、神奈川県内で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党は、後ろから鉄砲を撃たれて落命した安倍晋三元首相らと「壺」で知られる旧統一教会の関係について、追及を加速する方針を固めました。

 衆参両院に事実上常設されている消費者問題特別委員による「政調・消費者部会」が、紀藤弁護士、消費者団体、消費者庁から、合計3回「霊感商法の被害者について」ヒアリング。それとは別に、先々週、西村ちなみ幹事長が臨時ぶら下がり記者会見をして「旧統一教会被害対策本部」を立ち上げ、第1回会合でジャーナリストの有田芳生さんから話を聞きました。こちらは全編動画が一部メディアで配信されています。

 同党は、あす令和4年2022年8月2日(火)、「本部」、「消費者部会」、「内閣委員会の部会」の3部門合同で、警察庁と消費者庁からヒアリングと質疑応答をすることになりました。霞が関の複数官庁の官僚を並べて、国会議員が省益を踏まえた質疑応答で情報を引き出すのは同党のお家芸。

 同時に、あすは西村幹事長の定例の記者会見がありますが、その直前の開催となるので、幹事長が進める調査で、党内に旧統一教会とつながる「ブーメラン」議員がいないとの感触を得た可能性もあります。西村幹事長は早ければあすの記者会見で、調査結果を報告するとみられます。

 会議は、マスコミに対して頭撮りとブリーフィングを公開。警察庁と消費者庁のヒアリングは非公開となるので、ライブ配信をするメディアは限定的かもしれません。また共産党の「統一協会」チームの議員・秘書の傍聴はできません。

 あさってからの第209回臨時国会が今週末に閉会することが確定的になりましたので、世論の応援があれば、「ヒアリング形式」の調査が秋まで進む「ボディーブロー戦法」になるかもしれません。

 なおこの問題について、当ニュースサイトは会議のスケジュールを報じ続けていますので、会議の内容についても、今後当ニュースサイトでもお伝えすることもあろうかと思います。

 以上です。

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