宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【追記・小川淳也事務所発表つき】衆議院議運野党筆頭理事がコロナ感染、2020年コロナ国会「センセイがたの万能感」の先に

2020年11月17日 14時24分28秒 | 第203回臨時国会(2020年10月下旬)菅首相初答弁
[写真]衆議院別館(第一別館・手前)と総務省(奥)、ことし8月、宮崎信行撮影。

 新型コロナウイルス感染症で、一時は解散の思惑も交錯した第203回臨時国会の衆議院議院運営委員会野党側筆頭理事が、感染症に感染して、検査で陽性だったことが分かりました。しばらく戦線離脱となりそうです。

【追記 午後4時半】

 小川淳也衆院議員の事務所は17日午後、小川氏が前日夜発熱があり、同日病院で抗原検査を受けたところ陽性が判明し、入院している、と発表しました。発表では「小川の容体は安定している」とし、濃厚接触者は保健所と確認作業中だとしました。保健所の指示で議員会館の消毒を実施する予定だ、と伝えました。小川事務所は「事務所一同としても、本人の回復を願っております。皆様のご理解をよろしくお願い申し上げます」とコメントしました。

 筆者からも、小川さんのご快癒を願っております。

【追記終わり】

 今国会の会期末は12月5日(土)ですが、きょう現在は衆議院は参議院に法案を一本も送っていません。日程闘争では、野党は衆参予算委員会の集中審議を勝ち取っており、衆議院議運委の今後の与野党対立は限定的だと考えられます。当選3期の次席理事が補うことになりそうです。

 小選挙区の対抗馬が閣僚となり、県内2区には高校大学の同窓生で国会議員としては後輩が予算委の常連から党首となり、昨年の通常国会では「王子」と呼ばれましたが、コロナ対策では、衆議院本会議場の光景に、SNSでは「密をさけておらず、国会議員は自分はコロナにかからないという万能感があるのではないか」という趣旨の認識が共感を浴びていたことがあります。

 以上です。
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