ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

宮澤洋一・古川元久・重徳和彦・小泉進次郎4氏がきょう政治生命の剣が峰に立つ

2024年12月11日 07時55分11秒 | 214臨時215特別216臨時石破熟議
[写真]宮澤洋一・自民党の政務調査会の税制調査会長(参議院議員)、5年前の2019年、宮崎信行撮影。

 自民党の宮澤税調会長(74歳、24年、広島2人区非改選)、国民民主党の古川税調会長(58歳、10期28年)、立憲の重徳政調会長(5期、53歳)自民党の小泉前選対委員長(6期、44歳)の4政治家が、きょう政治生命の剣が峰に立つことになりました。

 自公国は午前9時から政調会長会談、11時から税調会長会談を行うことになりました。古川さんは午後12時30分から両院議院総会にのぞみます。宮澤さんが所得税の基礎控除・給与控除の178万円の引き上げを明言すると、国民民主党は補正予算案の賛成に回り、自公国の賛成多数で衆参両院での成立が確実になります。

 立憲は補正予算案で「代表・政調会長一任」を党議決定しています。重徳会長は、基本的質疑が午後5時に終わる前後を見計らって修正案提出に動きます。この時間より前に自公国が決裂した場合は、立憲の修正案が議決される公算が高まります。

 政治改革(政規法・政党助成法・国会法の改正と第三者機関新法の4領域)は9法案が衆・政治改革特別委員会で審議入りします。なお、歳費法改正は議院運営委です。これについて、最初に誰が言ったかは不明ですが、「年内決着」とのコンセンサスができています。小泉・特別委理事は、「夜でも土日でも使いながら、議論しませんかと」と語ったとされています。夜鍋・土・日を使って委員会を開く姿勢は、追い込まれているといえそうです。

 特別委員会の土曜日開催については、「米3・11テロ」の後、日本の後方支援の法案について野党の岡田克也筆頭理事が「民間人有識者からヒアリングする参考人質疑を土曜日に開くこと」を主張し実現。岡田さんの狙いは、「賛否は別として野党・民主党も早期審議に協力する姿勢を示す」表現であって、既に大きく台頭していた岡田さんが、4期生(現在は12期)での政調会長抜擢へとさらに急速に上り坂を登るきっかけとなった故事もあります。

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