渡辺恒雄あとつぎ宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

渡辺恒雄記者去りし後の月曜日、あす会期末、羽田孜内閣30年・田村智子委員長就任のことし最後に自民党の丸山大輔長野県議に実刑19年、早慶卒中間層の夫婦間のお金のやりとり隠しきれない時代に

2024年12月23日 18時17分21秒 | 第216回臨時国会
[写真]今は亡き、羽田雄一郎・国民民主党初代役員室長、6年前の2018年、東京・平河町で宮崎信行撮影。

 羽田孜内閣30年となり、「普通の言葉が伝わる政治」ははるかかなたに言ってしまった日本ですが、今は亡き「国民民主党の第一の雄一郎さん」こと羽田雄一郎元参議院議員は「政治の基本は家族だ」と語っていました。自民党にとっては最悪の年の幕引きとなります。丸山大輔前長野県議が「殺人 令和4年(わ)第184号事件」で懲役19年の実刑となりました。長野4区の後藤茂之さんは当選しましたが、塩尻市は最も低い自民党得票率でした。丸山元県議は、筆者と同じ50歳。中間層の幻想は深刻で私は1年前六大学卒の4人の男性から数歳下の「名字の違う妹」の訃報を知り、切れました。実妹と義妹か分からないからですが、法定相続人かどうか気にとめない六大学卒中間層がインテリでしょうか。夫婦というブラックボックスで金のやりとりがあったら銀行は金を安心して貸せません。民主主義と資本主義への冒涜であり、事は重大です。

 渡辺恒雄記者がいない月曜日となりました。世論調査で最後まで対面調査をしていたのは、読売新聞社と時事通信社ですが、初期の勉強会からのメンバーだった大学教授の妻で芥川賞作家の母から生前、ワタツネ亡き後は「ミヤノブ」として政治報道界に目を光らせてほしいと依頼を受けました。渡辺恒雄さんの後継者として、私・宮崎信行、50歳がきょうから政治報道界のリーダーとして牽引していきます。

 会期があすまで延長されました。実りある国会となり、波静かに参議院も仕上げの時期になりました。令和7年度予算案の政府原案決定は安倍一強時代と比べて、日程がずれ込んでいます。

【参議院地方創生・デジタル社会の形成等に関する特別委員会 きょう令和6年2024年12月23日(月)】
 ガバメントクラウドの活用の検討義務をもうける「情報通信技術を活用した行政の推進等に関する法律及びデジタル庁設置法の改正法案」(216閣法4号)を可決すべきだと決め、あすの最後の本会議に上程することになりました。

【参議院政治倫理審査会】
 旧二階派の衛藤晟一さん=来夏引退=の審査がありました。

【参議院政治改革特別委員会】
 闊達な議論がありましたが、採決はあすに持ち越しました。
 「政策活動費廃止法案」(216衆法2号)「政治資金収支報告書オンライン・データベース化法案」(216衆法6号衆修正)「第三者機関設置プログラム法案」(216衆法11号)「政規法の包括的な改正・共産案」(216参法1号)「政党助成法廃止法案」(216参法2号)の5法案が審議されました。この委員会の開催は5日ぶり。

 この審議の中で、宮口はる子さん(福田玄衆議院議員の妻で、現時点では来夏の参院選で立憲公認漏れ状態)が広島選挙区再選挙の河井あんり元議員と河井克行元法相(刑期満了)の事件で、「今月9日の最高裁の決定で、受領した県議ら12名も全員有罪となった」と語りました。各党の衆院議員らが答弁し、立憲の井坂信彦さんは「自民党は変わらない」維新の池下卓さんは「(収支双方が記帳しないと帳尻が合わなくなる)複式簿記に変える必要がある」共産の井上哲士さんは「私も広島出身だが広島の政治を怪我された」日本保守党の河村たかしさんは「民間人も含めた100人に2400万円の裏金リストがあるのは異常で、地方議員の非世襲化が必要だ」などと答弁しました。

 このほか「公開方法工夫支出」が削除したのは、自民党内で外務報償費(外交機密費)を使えばいいとの議論があったと明かされました。国・公2党の法案が設置法でなく設置プログラム法なのは、予算が伴う51議員に足りないからだと分かりました。立憲の小沼巧さんが「中正」という言葉は警察法一つしか使われておらず、用語の間違いではないかとの指摘に提出者らは苦しい答弁となりました。筆者の出身の日本経済新聞社の社是は「中正公平、わが国民生活の基礎たる経済の平和的民主的発展を期す」が変な言葉だと23歳の頃から思っていましたが、「中正」が警察法に根拠がある言葉だときょう初めて知り、納得しました。

【衆・震災復興・災害対策特別委員会】
 大臣所信に対して、まず、立憲の森山浩行・国対副委員長が、伊藤忠彦復興大臣が知多市支部の政治資金収支報告書をそもそも長年提出していないことについて問いました。伊藤さんは「県議では知多市選出だったが、後継者が落選したので兼務し、その後異動届を出していなかった。おわびする」と答弁しました。

 赤澤亮正・防災庁設置準備相は名称について「防災庁でなく、危機管理庁とすると、自然災害に限られない事件事故テロなどを含む危機管理事態全般を所掌し、かつ復旧復興フェーズ(局面)が含まれないかのような印象を与えかねないという感じがいたします。復旧・復興までは読めないかなと」「防災庁の設置は主に自然災害に対応し、事前防災を徹底することを狙い検討しているものであるため現時点においてはこの名称で設置に向けた検討を進めるのが一番いいかなというふうに考えております」と語りました。

【参・災害対策特別委員会】
【参・東日本大震災復興特別委員会】

 所信に対する質疑。

【衆・消費者問題特別委】
 所信に対する質疑2時間コース。

【参・消費者問題特別委】
 伊藤忠彦消費者庁担当大臣の所信に対して、田村まみさん=先週、来夏公認=がカスタマーハラスメントの立法を問いました。大臣は「厚生労働省の審議会におきましても、今議論をされているところであります」とし消費者庁も指針の啓発に努めるとしました。

【衆・拉致問題特別委】
【参・拉致問題特別委】

 各大臣の所信に対して、和田有一朗衆院議員らが質問しました。

【参・議運委】
 午後5時から理事会。ちなみに、月曜日午前10時も、参議院本会議の定例日ですがきょうも開かれませんでした。水曜日、金曜日の午前10時しかたいてい開かれません。国会の見学や参観(無料、先着順)は開会中の金曜日がおすすめです。
【参・情報監視審査会】
 開かれました。

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Ⓒ2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。

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