【第２１０回臨時国会】「衆議院議長・参議院議長へのたすき掛け要求」は希望の党騒ぎ後初めて、第２１０回臨時国会召集要求書、馬淵澄夫「会期４か月を」

［写真］令和の、天皇・皇后両陛下パレード当日の都道「国会通り」歩行者天国を楽しむ筆者、令和元年１１月。

　野党各党は「第２１０回臨時国会を、憲法第７条により召集することを、憲法５３条により野党議員が岸田文雄内閣に求める」とした臨時国会召集要求書を出しました。

　５年前、平成２９年２０１７年６月２２日（木）に、衆議院で民進党の野田佳彦さんら、参議院で小川敏夫・民進党参議院議員会長や、「山本太郎さんがいる党」の小沢一郎衆議院議員、共産党、沖縄の風、社民党の議員が名を連ねて、衆議院議長と参議院議長あてに「第１９４回臨時国会召集要求書」を各々提出しました。９月２８日に召集されました。

　衆議院議長と参議院議長に同日に提出する「衆参たすき掛け要求」は５年ぶり・１６回次ぶりとなります。前原誠司氏による「希望の党騒ぎ」以降では初めての衆参たすき掛け要求となりました。

　細田博之衆議院議長が前清和会会長で統一教会との関係が既に映像付きで報じられている一方、尾辻秀久参議院議長が平成研究会で過去１２年も干された経験があることから、衆参たすき掛け要求で、自民党をゆすぶる考えもありそうです。

　但し、議長の仕事は今日中に内閣に転送するまでです。

　参・立憲は、水岡俊一会長、田名部匡代幹事長、斎藤嘉隆国対委員長の３役となっており、水岡・斎藤「日教組コンビ」が、初代の「福山哲郎会長・蓮舫幹事長・芝博一国対委員長」から主導権を取り戻したことで、連合組織内議員による水面下での調整がやりやすくなった背景もありそうです。

　要求書には書いてありませんが、立憲の馬淵澄夫国対委員長は「今月召集なら４か月間の会期」をアナウンス。国会法に基づき２０２３年１月には通常国会を召集しなければならず、第２１０回臨時国会は案外早く召集されるかもしれません。

　野党は、あすの衆議院厚生労働委員会閉会中審査は当初の与野党合意・委員長による公報の記載の通りにのぞみます。

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