田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

やっぱりヤマダ電機かぁ…

2009-06-23 16:34:40 | 札幌(圏)探訪
 ヤマダ電機のテックランド札幌本店が6月19日(金)に開店しました。 
 6月8日付けのブログで私はその存在を容認するかのような発言をしましたが、その後の様子を見て「やっぱりヤマダ電機かぁ…」という思いになりました。
 
 その後のアクセス分析でも「ヤマダ電機」に関する投稿への関心が高いのは何故なのでしょう? ヤマダ電機の開店は一つの社会現象なのでしょうか?
         

 ところで私は6月8日付けの投稿で(そのページはこちら)「しかし、建物自体は思ったほどではなく、周りから浮き上がっているというほどの印象も与えていません。」と記しました。それは建物全体の壁が薄いブラウン系と一部に黒色系の鏡面を施した比較的落ち着いた色彩に映ったからでした。
 ところが開店が近づいてきたある日、そのブラウンの壁面に赤や青、緑の原色の宣伝文句がペインティングされたのです。
 さらに開店当日の建物の周りにはおきまりの黄色い旗が何本も立ちました。
 「やっぱりなぁ…」という思いです。(ヤマダ電機札幌本店の場所はこちら
        
        ※ ご覧のような派手なペイントが四面の壁に描かれました!
               

 企業として経済性、採算性を優先して考えるとき、目立たせること、刺激を与えることという景観性とは真逆の論理が優先してしまうのでしょう。
 予想されたこととはいえ愕然としてしまいます。
         
        ※ 開店を告げる旗もまた乱立していました。
        
 このことは一企業にその責を問うべきとは考えません。企業としてはルールに則ったある意味では当然の行為なのでしょうから・・・。
 それよりは問われるべきは、私たち日本人の都市景観に対する考え方なのだと思います。
 私たちは都市の中に無秩序に氾濫する看板や宣伝媒体に対して麻痺してしまっているところはないでしょうか?
        
        ※ 開店を待ちわびて並んだ市民の長蛇の列です。            

 醜悪にさえ映る派手な色遣いの建物が街中に徐々に増えつつあるのを憂います。
 なんとかこうした傾向を止める手だてはないものでしょうか?
 法やルールで縛るのも一つの方法ですが、それより私たち市民のひとり一人がもっとこうしたことに敏感になることが大切なのでは、と私は考えるのですが…。