27日(土)小樽の街を歩いてきました。
「札幌ウォークも終わっていないのに、なぜ小樽まで足を延ばすのか?」という突込みが入りそうですね。
しかし、今回は小樽を歩くことが目的ではなく、27日開催された「小樽カントリー&ウェスタンフェスティバル」に参加することが主目的でした。(別にレポートします)
田舎おじさんは転んでもただでは起きないのです。小樽に行くと決めて、一粒で二度美味しい計画を立てました。
カントリー&ウェスタンフェスティバルが13時開始なので、その前に小樽の街を縦断する計画を立てました。
具体的には「ウォーキングマップ北海道」(法研)で紹介されている小樽西部、東部の二つのコースをウォークすることでした。
私には珍しく午前6時前に起床し、7時10分の高速バスで小樽に向かい、市内バスに乗り継ぎ、8時45分スタート地点になる祝津地区の小樽水族館前に立ちました。
※ 小樽水族館はまだ会館前で人もほとんど見当たりませんでした。
水族館を見物する時間はありませんから、すぐに近くの日和山(ひよりやま)灯台に向かいました。けっして大きな灯台とは思いませんでしたが明治16年設置と北海道では二番目に古い灯台ということです。
※ ちょっと小型(?)の日和山灯台です。
灯台のすぐ傍には「小樽市鰊御殿」があります。鰊御殿とは網元の居宅兼漁業施設(番屋)を指し、この鰊御殿は現在の泊村に建設されたものを移築したもので現存する中では最大規模のものだそうです。
※ 岬の突端に建てられていた小樽市鰊御殿です。
内部は大広間、床の間、漁に従事する労働者(ヤン衆)の宿泊所など、なかなか興味深いものでした。その他に当時の鰊漁の道具が陳列されていました。
※ 当時の網元の贅沢さを彷彿とさせる大広間です。
続いて祝津地区観光の最高の目玉(?)旧青山別邸に向かいました。
その途中、ちょうどこの日は祝津地区の神社の祭典だったらしく御輿の行列に出会いました。ここで懐かしいものを目にしました。各戸の庭先に〈祭り花〉が飾られていたのです。私の小さい頃にはどこの祭りにも各戸の軒先には〈祭り花〉が飾られていたものですが、最近は目にすることもなかったものですからとても懐かしく感じました。
※ 小さな地区の祭りの御輿行列にしては立派でした。
※ 懐かしい懐かしい祭り花が各家に飾られていました。
旧青山別邸は鰊御殿と称することもありますが、別邸というくらいですから正式には居宅のことをいう鰊御殿ではなく、鰊漁で巨万の富を得た青山家が別荘として立てた豪壮な邸宅だったようです。入館料も高く(1000円)ゆっくり見学できる時間もなかったので建物の外観だけを写して小樽市街を目指しました。(中編に続く)
※ 豪壮な雰囲気を醸し出す青山別邸の外観です。