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田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

中高年婦人のマナー

2009-06-27 20:49:30 | ステージ & エンターテイメント
 最近、中高年の婦人のマナーに眉をひそめる場面に続けて出くわしました。以前からなんとなく感じていたことですが、私と同年代だけに考え込んでしまいます。
                

 今週は珍しく二度もクラッシックのコンサートを聴く機会に恵まれました。といっても私のことですから両方とも無料のコンサートです。
 一つは24日(水)の「かでる2・7のロビーコンサート」でヴァイオリンの長谷川加奈さん、ピアノの小林もえさんによるデュオのコンサートでした。
 もう一つは、26日(金)の「時計台まつり記念演奏会」におけるオーボエの高島拓哉さんをメインとするクインテットのコンサートでした。

 かでる2・7におけるコンサートのときでした。ヴァイオリンの比較的聴き馴染みのある曲が次から次へと演奏され、心地よく聴いていたのですが…。
 私の横に座った3人の婦人たちが演奏中もおかまいなしにおしゃべりを続けるのです。前に座った人たちも気になる様子です。3曲目くらいだったでしょうか。たまらなくなった私はとうとうその婦人たちに注意をしました。いくら出入り自由とはいえ、まるで一休みするために椅子に座ったかのような婦人たちの様子には唖然とするばかりです。

 時計台のコンサートでは、海外で活躍する高島拓哉さんのオーボエの素晴らしい音に聞き惚れていたのですが…。
 私の後ろに座った婦人が演奏中に咳をしました。それが1~2度ならしかたないなと思うのですが…。出物腫れ物は仕方がないだろうとでもいうように、10数回にもなるでしょうか、私の背後で思いっきり咳を吐き出すのです。せめてハンカチなどを使い遠慮がちにするのならまだ許せるのですが…。

 さらには休憩時間のときでした。私の前に座っていた婦人二人が携帯のメールアドレスのやりとりを始めました。休憩時間が終わってもその作業が終わらなかったらしく、演奏が始まっても携帯を見ながら二人でやりとりをやっているのです。もう初老に入ったような年代になりながら、こうしたことを恥と感ずる感性も持ち合わせていないようなのです。

 若者が公衆の面前で眉をひそめるような行動を批判したり、戒めたりするべき年代の私たち同世代が反対に彼らの行動に影響され、染まってしまったかのようです。

 二つのコンサートの奏者とも素晴らしい技量の方たちばかりで、改めてクラッシックの良さを感ずることができたのですが、同時に後味の悪さも残ってしまいました。