前編で巡った祝津地区で「ウォーキングマップ北海道」で示された小樽西部地区のウォークは終了です。(約2Km)祝津地区は漁業で成り立っているようですが、割合大きな家が目立ちそれなりに漁業は潤っているのではと見ましたが、さて実際は?
西部に続く東部地区のスタート地点(手宮の総合博物館)までは距離がありましたが(約3Km)、この間も歩くことにしました。
祝津地区から小樽市街へ向かうには海岸線に設けられた三つのトンネルを潜らなければなりません。
新祝津トンネル(235.5m)、豊井トンネル(146m)、新高島トンネル(519m)と次々とトンネルが現れます。比較的広い歩道が設置されていて不安なく通ることができました。
※ 面白くもなんともない写真ですが、新祝津トンネルの入口です。
※ トンネルを抜けると、すぐにまたトンネルと三つが続いています。
三つのトンネルを抜けた後に現れた高島地区は祝津地区に比べやや寂れているように見え、最近少し元気がないといわれる小樽の一面を見たような思いです。
※ 歩道の花壇は草ぼうぼう…。ちょっと極端なところを撮
ってしまいました。花が植わっていた花壇もありました!
総合博物館がある手宮地区に入ると大型商業施設も見え始め活気も感じられるようになりました。
手宮地区でまず訪れたのは「手宮洞窟」です。ここだけはぜひとも訪れたいと思っていたところだったのです。とても小さな洞窟ですが、手宮洞窟には1,600年前頃の洞窟画(壁画)が発見された洞窟として有名です。確かに壁には石斧などで刻んだと思われる「陰刻(いんこく)画」が認められました。(手宮洞窟について詳しく知りたい方はこちらをクリックしてください⇒)
※ ちょっと味気ないエントランスですが、中には貴重な壁画が!
手宮洞窟の直ぐ横が鉄道機関車の動態保存などで有名な「小樽市総合博物館」があります。博物館を見学するには時間の関係上、小樽ウォークを断念せねばなりません。悩んだ末に小樽ウォークを優先することにした田舎おじさんでした。
※ 一般の博物館と違い、構内が広いのが特徴的でした。
博物館から少し歩くと、いよいよ小樽観光のメインである「小樽運河」が見えてきます。
小樽運河の西端のところに「運河公園」があり、公園の内外に石造りの建物が目立ちます。これは小樽らしさを表すために軟石造りの倉庫を再現したようです。それらは休憩棟や遊具施設棟になっていました。
公園の正面には「旧日本郵船小樽支店」の立派な建物が聳え立っています。
商業都市として一世を風靡した小樽の歴史的建造物群のパレードの始まりです。
※ 石畳、石造り倉庫…、小樽市の気合いが感じられる運河公園です。
※ 旧日本郵船小樽支店の堂々たる建物です。前庭の池
にも意味が込められているとか…。
明日は運河を見た後、その歴史的建造物のオンパレードとまいりましょう。乞うご期待!