田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 90 中央区・中島公園と豊平川コース 前編

2009-06-16 21:09:24 | 札幌ウォーク & Other Walk
 大都市札幌の都心にある中島公園ですが、さまざまな施設がコンパクトにまとまって都市公園として市民が憩う機能が整えられている公園であることを再認識させられました。

 コースの正式名は中央区・豊かな川の流れと花と緑いっぱいロード(マップはこちら 約3.0Km)と長い名前のコースです。
 マップでは豊水まちづくりセンター(旧豊水小学校)をスタートし、中島公園駅がゴールとなっていましたが、私は次の予定の関係からまったく逆ルートを取ることにしました。

 地下鉄「中島公園」駅から地上に出ると公園の一角にたくさんの人が集まっています。何事かと近寄ってみると「鴨々川クリーン作戦」と書いた横断幕がありました。そういえば「おやじの仲間づくり21の会」のメンバーからお誘いがあった行事です。参加者を目で追ったところメンバーの顔を見つけました。挨拶と激励をさせてもらって、私はウォークをスタートさせました。
        
        ※ 「鴨々川クリーン作戦」のボランティアに集った方々です。      

 マップどおりにコースを辿ると、人形劇場の「こぐま座」、国指定の重要文化財である「八窓庵」と「豊平館」、そして「札幌市天文台」、「札幌コンサートホール KITARA」と続けざまに現れます。
        
        ※ 札幌市の人形劇の殿堂「こぐま座」です。

        
        ※ 再建なった重要文化財の「八窓庵」です。

        
        ※ ご存じブルーの色が鮮やかな「豊平館」です。

        
        ※ 札幌天文台も中島公園内にあります。

        
        ※ 北海道の音楽の殿堂「札幌コンサートホール」(キタラ)です。

 この中でも中島公園の日本庭園内に保存されている「八窓庵」は、400年前に近江国小室城内に造られたものがいろいろな経緯を経て、大正年代に入って札幌に移築されたものだそうです。
 雪害によって大破した建物を改修してこの春から一般公開されたもので、私も初めて見ることができました。
 雰囲気のある日本庭園内に小さな茶室が見事な侘寂(わびさび)の世界を現出させています。

 こうした建物を巡った後、コースは公園内にある「菖蒲池」を一周します。
 この日は雨模様であったためにいつもの休日にはたくさん浮かぶボートの姿はなく水面も池の周囲もひっそりと静まりかえっていました。
        

 池を一周した後、コンサートホールKITARAの前を通りましたが午前中とあってKITARAの前もひっそりとしていて、そこに鎮座する特徴のある白い彫刻が存在感を見せていました。彫刻は北海道出身の彫刻家安田侃の「和響」と題されていました。
        

 公園内にはこの他にも「中島体育センター」、「北海道立文学館」などがあり、多くの市民に多目的に利用されている公園です。
 コースは公園を外れ、豊平川河畔に向かいます。(以下、後編で…)
《ウォーク実施日 ‘09/06/07》