オバマ氏の再選なるのか? それともロムニー氏がその座を奪い取るのか? アメリカ大統領選挙が間近い。武蔵教養セミナーに参加し、英字新聞の見出しから大統領選の行方が透けて見えてくるような気がした…。
北海道武蔵女子短期大学(北区北22西13)が市民向け公開講座「武蔵教養セミナー」を開催するとあって受講することにした。
今年のテーマは「アメリカを知る ~社会・歴史・文化の諸相~」というテーマで3回にわたって開講される。10月27日(土)に第1講が開講した。第1講のテーマはタイトルのとおり「英字新聞の見出しから見えてくるアメリカの今」と題して、同短大の佐々木教授がアメリカ大統領選挙に関する記事を特集的に収集し、そこからアメリカの今を見る、というものだった。
※ 北海道武蔵女子短期大学の正面です。
私にとって初めて足を踏み入れる女子大学だったが、当然と云えば当然か?大学内がとてもきれいで清潔だったことが印象的だった。全ての女子大学がそうなのかどうか知る由もないが、少なくとも武蔵女子短大の学内は隅々まで清掃が行き届いている印象だった。
※ ご覧のように大学内は隅々まで清掃が行き届いていました。
さて講義の方だが、佐々木教授はA3版4ページに主としてニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの主要紙の見出しを抜書きし、アメリカ大統領選挙を巡る動きとその背景に迫った。
たくさん提示された見出しの中から印象に残ったものを紹介することにする。
まずは大統領選に向けたそれぞれの党大会における演説から
・Romney Vows to Deliver Country From Economic Travails (・ロムニー氏、経済的辛苦からこの国を救い出すことを誓う 《ニューヨークタイムズ》)
・Obama Makes Case for 2nd Term:‘Harder’ Path to ‘Path to Better Place’ (・オバマ2期目を目指し自らの信念を示す。「より困難な」道のりだが、「より良い場所」へ向かうのだと 《ニューヨークタイムズ》) ※以下は英文を省略します。
※ 講義をする英文科教授の佐々木勝志氏です。
オバマ大統領の肝いりの国民皆保険制度(通称:オバマケア)は下院の抵抗で廃案となったが、その時の見出しと一部記事の内容が紹介された。
〈見出し〉 ・ヘルスケア法廃止、再び下院で可決
〈記 事〉 ・下院は水曜日、オバマ大統領のヘルスケア見直し法の廃止を決めた…。法案は244 対 185 で可決したが、民主党の5人も廃止に賛成した。
そのオバマケアに関する記事をさらに二つ紹介する
・保険に加入している人でさえ深刻な病気になると経済的破綻に直面する
・保険に入っていたが、破産してしまった
いずれもオバマケアをネガティブに報道しているように受け取れる。
続いて、ロムニー氏も糾弾する経済問題についての記事である。
・5000万人近いアメリカ国民が貧困が原因で十分に食べられない状態に苦しむ
・食べ物を買うための家族の苦闘
・アメリカの空腹は14年来の高さ
・肥満と飢えの間のパラドックス
・どこが赤字?ウォールストリート高額のボーナス払う
※ 講義が行われた教室です。受講生が少ないようですが、休憩時間のためみなさん席を立っています。
これでもか、これでもかと現政権(オバマ大統領)の失政(欠点)を突く見出しが目立つ。まだまだたくさんの見出しを紹介されたのだが、論調は一貫しているように感じた。マスコミは時の権力に対して批判的になるのが常かもしれないが、それにしてもアメリカ経済の低迷に対してアメリカ全体に相当にフラストレーションが溜まっていることを物語ってはいないだろうか?
来る12月5日に判明するアメリカ大統領選挙はオバマ現大統領にとっては相当に厳しい選挙であるように思えた。
最後にワシントンポスト紙は10月26日付の新聞で次のような見出しを付けたのを紹介して今日の投稿を締めることにする。
・合衆国は世界規模の断崖絶壁から転げ落ちる危険
北海道武蔵女子短期大学(北区北22西13)が市民向け公開講座「武蔵教養セミナー」を開催するとあって受講することにした。
今年のテーマは「アメリカを知る ~社会・歴史・文化の諸相~」というテーマで3回にわたって開講される。10月27日(土)に第1講が開講した。第1講のテーマはタイトルのとおり「英字新聞の見出しから見えてくるアメリカの今」と題して、同短大の佐々木教授がアメリカ大統領選挙に関する記事を特集的に収集し、そこからアメリカの今を見る、というものだった。
※ 北海道武蔵女子短期大学の正面です。
私にとって初めて足を踏み入れる女子大学だったが、当然と云えば当然か?大学内がとてもきれいで清潔だったことが印象的だった。全ての女子大学がそうなのかどうか知る由もないが、少なくとも武蔵女子短大の学内は隅々まで清掃が行き届いている印象だった。
※ ご覧のように大学内は隅々まで清掃が行き届いていました。
さて講義の方だが、佐々木教授はA3版4ページに主としてニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの主要紙の見出しを抜書きし、アメリカ大統領選挙を巡る動きとその背景に迫った。
たくさん提示された見出しの中から印象に残ったものを紹介することにする。
まずは大統領選に向けたそれぞれの党大会における演説から
・Romney Vows to Deliver Country From Economic Travails (・ロムニー氏、経済的辛苦からこの国を救い出すことを誓う 《ニューヨークタイムズ》)
・Obama Makes Case for 2nd Term:‘Harder’ Path to ‘Path to Better Place’ (・オバマ2期目を目指し自らの信念を示す。「より困難な」道のりだが、「より良い場所」へ向かうのだと 《ニューヨークタイムズ》) ※以下は英文を省略します。
※ 講義をする英文科教授の佐々木勝志氏です。
オバマ大統領の肝いりの国民皆保険制度(通称:オバマケア)は下院の抵抗で廃案となったが、その時の見出しと一部記事の内容が紹介された。
〈見出し〉 ・ヘルスケア法廃止、再び下院で可決
〈記 事〉 ・下院は水曜日、オバマ大統領のヘルスケア見直し法の廃止を決めた…。法案は244 対 185 で可決したが、民主党の5人も廃止に賛成した。
そのオバマケアに関する記事をさらに二つ紹介する
・保険に加入している人でさえ深刻な病気になると経済的破綻に直面する
・保険に入っていたが、破産してしまった
いずれもオバマケアをネガティブに報道しているように受け取れる。
続いて、ロムニー氏も糾弾する経済問題についての記事である。
・5000万人近いアメリカ国民が貧困が原因で十分に食べられない状態に苦しむ
・食べ物を買うための家族の苦闘
・アメリカの空腹は14年来の高さ
・肥満と飢えの間のパラドックス
・どこが赤字?ウォールストリート高額のボーナス払う
※ 講義が行われた教室です。受講生が少ないようですが、休憩時間のためみなさん席を立っています。
これでもか、これでもかと現政権(オバマ大統領)の失政(欠点)を突く見出しが目立つ。まだまだたくさんの見出しを紹介されたのだが、論調は一貫しているように感じた。マスコミは時の権力に対して批判的になるのが常かもしれないが、それにしてもアメリカ経済の低迷に対してアメリカ全体に相当にフラストレーションが溜まっていることを物語ってはいないだろうか?
来る12月5日に判明するアメリカ大統領選挙はオバマ現大統領にとっては相当に厳しい選挙であるように思えた。
最後にワシントンポスト紙は10月26日付の新聞で次のような見出しを付けたのを紹介して今日の投稿を締めることにする。
・合衆国は世界規模の断崖絶壁から転げ落ちる危険