テレビの料理番組でお馴染みの星澤幸子さんの軽妙なトークに会場が笑いに誘われる。星澤幸子さんの食へのこだわりに会場が納得する。長い間北海道の料理番組を牽引してきた星澤さんの硬軟織り交ぜた話術に彼女の凄さを見た思いだった。
まず“掴み”である。
和服姿で登場するという意外性で会場の視線を釘付けにした。
そんな一見しとやかな外見を打ち消すように、あの親しみ易い語りが始まり、会場は星澤さんの一挙手一投足に注目することとなった。
※ 和服姿での登場である。聴衆の視線を釘付けにするに十分だった。
9月30日(日)午後、日本綜合医学会(この会は医師の集まりではなく、玄米酵素を頒布する会社が設立したのではと思われる)というところが主催したものであるが、ゲストスピーカーが星澤幸子氏と無農薬リンゴ栽培で脚光を浴びた木村秋則氏だということで入場券が1,500円ということであったが聴いてみることにした。(木村氏の講演内容については明日レポートします)
星澤さんは「これでいいの?あなたの食生活 さぁレッツ クッキング!」と題しての講演だった。
星澤さんはステージに電気釜や食材を持ち込んで、その場で炊き込みご飯を仕込みながら講演に入った。
講演の趣旨は「日本人は日本食に回帰しよう!」というものだった。
最近、日本食が健康食であることは各方面で云われていることであるが、そのことを料理専門家の立場からさらに分かり易く説いてくれたものだった。
星澤さんは云う。
日本人はご飯・みそ汁・魚・漬け物の食事を2,000年続けてきたが、この4~50年の間に食の欧米化が進み、肉は9培、乳製品は20培、米は半分以下と食生活が変わってしまったと…。
その結果、日本人の体質が変化し、成人病(生活習慣病)や癌の多発を引き起こしていると…。(癌は、疒に食品を山のように食べた結果だと星澤さんは云った)
しかも現代の日本の食の多くは外国からの食材の調達によって賄われていると云う。その結果、輸入時などに多量の農薬や食品添加物が含まれたものを口にする結果になっていると忠告した。
星澤さんは「身土不二(しんど ふじ)」という仏教用語を紹介してくれた。その意味するところは「人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方」だそうである。
今盛んに云われるようになった「地産地消」と相通ずる言葉である。
日本色の特徴である「発酵食品、食物繊維、全体食」を重視し、体温を1℃上げることで免疫力が30%上昇するとして講演を締めた。
最後に炊き上がった炊き込みご飯とみそ汁(簡単調理法のみそ汁)、それに保存性のある添え物を添えた日本食を完成させ、大きな拍手を浴びながら退場した。
※ ご覧のようにステージに電気釜などの調理器具と食材を用意して…
食と健康の問題は今までも云われ続けてきたことである。そのことを頭では理解していても、それを実践できていないところが私を含め多くの人の間にあったのではないだろうか。
私たちの“命”が“食”に支えられていることをもっと真剣に考えなければならないと痛感した星澤さんのお話だった。
まず“掴み”である。
和服姿で登場するという意外性で会場の視線を釘付けにした。
そんな一見しとやかな外見を打ち消すように、あの親しみ易い語りが始まり、会場は星澤さんの一挙手一投足に注目することとなった。
※ 和服姿での登場である。聴衆の視線を釘付けにするに十分だった。
9月30日(日)午後、日本綜合医学会(この会は医師の集まりではなく、玄米酵素を頒布する会社が設立したのではと思われる)というところが主催したものであるが、ゲストスピーカーが星澤幸子氏と無農薬リンゴ栽培で脚光を浴びた木村秋則氏だということで入場券が1,500円ということであったが聴いてみることにした。(木村氏の講演内容については明日レポートします)
星澤さんは「これでいいの?あなたの食生活 さぁレッツ クッキング!」と題しての講演だった。
星澤さんはステージに電気釜や食材を持ち込んで、その場で炊き込みご飯を仕込みながら講演に入った。
講演の趣旨は「日本人は日本食に回帰しよう!」というものだった。
最近、日本食が健康食であることは各方面で云われていることであるが、そのことを料理専門家の立場からさらに分かり易く説いてくれたものだった。
星澤さんは云う。
日本人はご飯・みそ汁・魚・漬け物の食事を2,000年続けてきたが、この4~50年の間に食の欧米化が進み、肉は9培、乳製品は20培、米は半分以下と食生活が変わってしまったと…。
その結果、日本人の体質が変化し、成人病(生活習慣病)や癌の多発を引き起こしていると…。(癌は、疒に食品を山のように食べた結果だと星澤さんは云った)
しかも現代の日本の食の多くは外国からの食材の調達によって賄われていると云う。その結果、輸入時などに多量の農薬や食品添加物が含まれたものを口にする結果になっていると忠告した。
星澤さんは「身土不二(しんど ふじ)」という仏教用語を紹介してくれた。その意味するところは「人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方」だそうである。
今盛んに云われるようになった「地産地消」と相通ずる言葉である。
日本色の特徴である「発酵食品、食物繊維、全体食」を重視し、体温を1℃上げることで免疫力が30%上昇するとして講演を締めた。
最後に炊き上がった炊き込みご飯とみそ汁(簡単調理法のみそ汁)、それに保存性のある添え物を添えた日本食を完成させ、大きな拍手を浴びながら退場した。
※ ご覧のようにステージに電気釜などの調理器具と食材を用意して…
食と健康の問題は今までも云われ続けてきたことである。そのことを頭では理解していても、それを実践できていないところが私を含め多くの人の間にあったのではないだろうか。
私たちの“命”が“食”に支えられていることをもっと真剣に考えなければならないと痛感した星澤さんのお話だった。