向陽橋 ⇒ 深川橋 トレッキング実施日 ‘17/1/23
久しぶり(20日ぶり)のスノーシュートレッキングだった。この日は距離もそれほどではなく、風も弱かったので心地良いトレッキングを楽しめた。
1月23日朝、「冬の石狩川河岸を遡る」プロジェクトの第18日目を実施するために、札幌駅6時35分発のL特急スーパーカムイで滝川に向かった。
今回は深川市に2連泊して3日間のスノーシュートレッキングを計画していた。この日はその第1日目であった。
滝川からバスに乗り換え、前回スノーシューを外した深川市の「向陽」のバス停に降り立った。
※ 前回息子の車を待つのに使ったバス停に降り立った。この日もここでスノーシューの準備をさせてもらった。
バス停から1キロ弱歩いて移動して、「向陽橋」の石狩川右岸の袂をスタートしたのはちょうど午前9時だった。
天気は曇り、気温も相当に低かったが、風がそれほどでないのは幸いした。
スタートして直ぐ、それほど大きくはない掘割に遭遇した。しかし、樋門が見えるくらい近かったので迂回することにした。
樋門の前に「めなむななごうはし」という橋が架かっていたが、樋門の名前を知りたくて樋門に近付くと「芽生7号樋門」と記されていた。
※ この日のスタート地点の「向陽橋」の袂です。
※ スタートして直ぐに遭遇した「芽生7号樋門」とその前に架かる「めなむななごうはし」です。
樋門を迂回するとこれも直ぐに「深川留萌自動車道」が石狩川を跨ぐための「深川大橋」の下を通過した。
石狩川はいつものようにたゆたうようにゆったりと流れていた。川面にはシャーベット状の氷がわずかだが浮きながら流れていた。(私はこれまで蓮葉氷と称していたが、TVのニュースなどではシャーベット状の氷と称していたようなので改めることにした)
※「深川留萌自動車道」の「深川大橋」を下から仰いだ図です。
※ この日の石狩川です。あまり目立ちませんがシャーベット状の氷が浮かんでいます。
河岸の状況は、河岸が低く川面との高さにあまり違いがない低地のところでは灌木が繁茂し、灌木を避けながらのトレッキングを強いられる。
それに対して、川面との間に大きな段差があり、崖状になっているところでは、灌木はあまり生えていなく、スムーズなトレッキングが可能となる。
この日は、二つの状況が交互に現れるような感じだったが、それほど困難な状況には遭遇しなかった。
※ 河岸が低いところは、このように灌木地帯を往かねばなりません。
※ 河岸が高くなっているところでは、このように草木が生えていないところもありました。
行動を開始して1時間半後、水の流れが見える大きな掘割に遭遇した。
もちろんそこは迂回を強いられたが、しばらくその小さな流れを遡ったところ流れが消えたので、再び河岸に戻ることができた。
※ これはかなり大きな掘割です。とても渡れるようなところは見当たりませんでした。
雪面の状況は、スノーシューの沈みが深くもなく浅くもなく、という状況だった。スノーシューを踏み込んだときに沈み込むのは脚への負担がそれなりにかかるのだが、今シーズンに入ってから、1年目、2年目に感じたような脚の痛みを感じなくなったことは、少しは脚の力が付いてきたことなのだろうか?
※ スノーシューの沈み込みはそれほどではなく、こうして灌木地帯をトレッキングしました。(下の写真も)
11時30分、小腹が空いてきたこともあり好物のカステーラを熱い紅茶で流し込んだ。
今年に入って、紅茶はステンレスボトルを専用ケースに入れ、その上タオルでカバーして、それをザックの中に入れて持ち歩いている。だから4~5時間経っても十分に熱い紅茶を楽しむことができる。
さらに私はもう一本、同じようにステンレスボトルに入れた熱湯を持ち歩いている。こちらはポタージュなどのスープやコーヒー用に持ち歩いているのだが、冬の野外ではそれらをゆっくり楽しむことができないので、ほとんどただ持ち歩くことになって、用を足していないことが多い。
そのことを雨竜町の宿主に話したところ、「別に使わなくとも、持っていることが安心感につながるから、継続すべき」とアドバイスされ、“もしも”のためにこれからも持ち歩くことにしたいと思って、実行している。
12時頃になって、この日3度目の掘割に遭遇した。掘割の先を見ると、どうやら深川市の外れにある下水処理場の処理水を流す掘割のようだった。
私は以前に深川市内をフットパスで歩いたことがあるのだが、石狩川の河岸近くに下水処理場があることを確認していたのだった。
※ 写真奥の建物が深川市の下水処理場です。そこから流れ出る処理水の掘割です。
下水処理場を通過すると、ゴールの「深川橋」は近かった。
深川橋の前には、大きな堰があることを知っていた。その堰ではゴーゴーと大きな音を立てて、水が流れ落ちていた。
市街地近くに堰を設置している理由は素人には分からないが、何か理由があるのだろう。
そしてその向こうに「深川橋」が見えた。
※ ゴーゴーと音を立てて堰から流れ落ちる石狩川の流れです。一部分が凍っています。
※ その堰に近寄って写したものです。
※ 堰の上流部は結氷状態でした。その向こうに見えるのが深川橋です。
深川橋に近付いたとき、堤防の外に大きな雪の壁が見えた。何だろう、と思って近づいたところ、公園となったところで自衛隊の方々が大きな雪像を作っていた。深川市の雪まつり?(冬まつり)の準備をしているようだった。
※ 河岸近くで見た制作中の大雪像です。
13時05分、この日のゴール「深川橋」に到着した。
この日の歩数は、15,777歩、距離に換算するとおよそ11.5キロだった。
※ お約束(?)のゴールの橋と愛機のスノーシューです。