田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

恵庭フットパス 茂漁川・カワセミコース

2018-06-04 22:06:16 | フットパスウォーク & トレッキング
 コースの大半が恵庭市の住宅街を貫くように流れる茂漁川(もいざりがわ)の河岸を往くフットパスコースである。フットパスコースとして理想的と思えるほど整備され、しかも自然も残され、カワセミこそ目にすることはできなかったが、心地よいフットパスを楽しむことができた。 

          

 “サッポロジューン”は私を盛んにアウトドアに誘う。今日も朝から快晴!特別に予定のなかった私は、以前からの積み残しで気になっていた恵庭市の残りの二つのフットパスコース踏破のため、朝やや遅かったのだが恵庭市に向かって車を走らせた。
 予定どおり、①茂漁川・カワセミコース(6km)と②恵庭公園・長都川コース(11km)を踏破して帰宅した。その様子を二日に分けてレポする。

             
             ※ 「茂漁川・カワセミコース」のスタート地点となった恵庭市の道の駅です。

 茂漁川・カワセミコースのスタート地点は、恵庭市の道の駅「道と川の駅花ロードえにわ」になっている。その道の駅を10時10分にスタートした。
 天気は上々、かなり気温が高くなると予想されていた。
 最初は道の駅の傍を流れる漁川(いざりがわ)沿いに上流に向かう。
 「漁川(いざりがわ)」とは、ちょっと読みづらい名称と思っていたところ、川沿いにその説明板があった。それによると「昔、サケの豊かな漁場であった漁川は、アイヌ語で「サケの産卵場」の意味がある「イチャニ」と呼ばれていました。これが変化して現在の「いざり」になったといわれています。」と書かれていた。なぁーるほど。

             
             ※ 茂漁川の本流になる漁川の流れです。

 コースは間もなく、漁川の支流の茂漁川の河岸コースに入るため右折した。
 茂漁川はけっして大きな流れではないが、川の周りも、河岸のコースも自然が程よく残されていて、歩いていて気持ちが良かった。
 河岸に立っていた看板には「札幌土木現業所」が管理していることが明示されていて、どうやら一つのモデルコースとして整備されているのかもしれない。
 コースはさまざまな貌を見せてくれるが、いずれも歩きやすく整備されていて、歩いていても楽しいコースだった。

  ※ 茂漁川の流れ三態です。

             

             ※ 茂漁川に入って直ぐの写真です。対岸では河岸の雑草を刈り取り、それを集める作業が行われていました。

             
             ※ 小さな静かな流れですが、自然がうまく残されています。

             
             ※ 中州もしっかり残されているのが印象的です。
           

  ※ こちらは河岸コースの様子をピックアップしたものです。

             
             ※ コースはレンガ舗装されています。ツツジが色違いに植栽されていました。残念なのは雑草が目立ったところです。

             
             ※ 緑豊かなところを往くのは本当に気持ちが良いものです。

             
             ※ このように「札幌土木現業所」が維持管理をしていることをうかがわせてくれました。コースは柔らかな素材で、歩きやすくなっています。

             
             ※ 時にはこのような休憩施設も…。          

 一カ所だけ私のマップ読みの誤りから、JRの鉄橋のところでコースが途切れていたため、鉄橋の下を潜って通過したが、マップをよく見ると迂回するコースが設定されていた。

 住宅がだんだんと少なくなり郊外に出たことを教えてくれたが、川の向かいには大きな水車が回っていて、公園のようになっていた。(さいわい公園)
 やがて川が広い流れに変わった。マップでは「茂漁川温水溜池」と表示されていた。流れを一旦溜めて川の水を温めることによって水田などに水を供給するということなのだろうか?

             

             

 その先にコースからは外れるのだが、「紫雲台孝子堂宝物館」というところに寄ってみた。
ここはある方が長年にわたって収集したコレクションが展示されているということだが、突然訪れても入館はかなわないが、庭を見るだけでも一見の価値があるとのことだったので寄ってみた。なるほど落ち着いた風情の庭は一見の価値がある?やはり鎌倉時代からの仏像や刀・鎧などのコレクションを見てみたかった。

             
             
 宝物館を後に、あとは農道をひたすら歩いてゴールの「えこりん村」を目ざした。
 この頃(12時近く)になると、気温もぐんと上がって、陽光を遮れない農道ではかなりの暑さを感ずるようになった。
 「えこりん村」で飼われている羊たちもみな木陰にかたまっていたのが印象的だった。
 12時05分にゴールの「えこりん村」に到着した。

             
             ※ えこりん村の羊たちも暑さから逃れたかったようです。

             
             ※ えこりん村のメイン施設(?)「花の牧場」の建物です。

             
             ※ えこりん村の呼び物の一つ「とまとの森」です。昨年度は1本の苗から17,883個収穫したそうです。           

  「茂漁川・カワセミコース」はフットパスコースとしても、市民が日常的に散歩するコースとしても、優れたコースだと感じた。