田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

篠津兵村フットパスウォーク

2018-06-21 20:56:00 | フットパスウォーク & トレッキング

  のどかな田園フットパスウォークを楽しんでいた私だったが、マップが不完全なのか?私の読図能力が衰えてしまったのか?自分の現在地を見失った私は12キロのコースのところを彷徨ってしまい、20キロ強を歩かされる結果となってしまった…。


     

      ※ 「篠津兵村フットパス」が発行しているマップですが、ご覧のように絵地図で、説明書きもないため、分岐では迷いっぱなしでした。

 今月の私は、天気が良く、スケジュールが空いている限りアウトドアへ向かうことを自分に課している。

 今日(6月21日)は夜に大学公開講座が入っていたが、昼間は空いていて、天気の方もまあまあだったので、以前から考えていた江別市の篠津地区を歩いてみることにした。

 江別市篠津地区は明治14年に東北3県から19戸が屯田兵として入植したのが始まりといわれ、屯田兵によって開拓された地域だそうだ。

 そこでフットパスコース名も「篠津兵村フットパス」と命名されたようだ。

 

 パスのスタート&ゴールは江別市の名所の一つ「町村農場」に設定されていた。我が家か約40分かけて町村農場に着き、直ぐにスタートしようとした。

          

          ※ 「町村農場」は製品販売で全国展開していることもあり、大きな看板などがあるのかと思っていたが、ご覧のように質素な看板でした。

 ところが、フットパスの場合、何時の時もスタートする方向で迷うことが多い。今朝もあちこちと迷いながら、ようやく向かう方向が判明しスタートすることができた。

  そして、もう一つの不安がマップだった。

 実は「篠津兵村フットパス」のコースマップは最初に掲載した写真のように絵地図のようなものだった。ちょっと不安だったので関係者に当たって、詳細なマップを入手しようとしたのだが、どうやら絵地図様以外のマップはないとのことだったので、「まあ、農道なのでなんとかなるのでは?」と考えて実施に踏み切った。 

 「篠津兵村フットパス」は三つのコースが設定されていた。①12キロ、②4キロ、③4キロとあったが、私は最初に12キロを踏破し、その後にコースが被らない4キロコースを踏破して帰ろう、と考えていた。

           

          ※ 出発直後の篠津川に向かう砂利敷きの農道です。

 12キロコースを私は右回りで回ることにした。スタートして直ぐに篠津川の河岸に出た。といっても整備された道ではなく、ただの農道といった感じの道が続いた。路と交差するところに「史跡 篠津養蚕室跡」という石碑が立っていた。傍に立っていた説明板によると篠津屯田兵村には養蚕が奨励された時期があったようだ。

          

          ※ 初めてご対面した「篠津川」です。この後何度も篠津川が現れました。

               

               ※ 「史跡 篠津養蚕室跡」と書かれた石碑です。

 コースはやがて石狩川堤防に導かれた。堤防と石狩川の間にできた広大な河川敷は、ちょうど雑草が刈り取られた後で、すっきりとした草原が広がっていた。

 堤防の上には初夏の風が吹きわたり、なんとも言えない爽やかな気分でフットパスウォークを続けることができた。

          

          ※ 石狩川沿いの舗装された堤防です。遠くに新石狩大橋の複線化工事が行われていました。

           

          ※ 数日前に行われたばかりといった感じの河川敷の草刈り後の様子です。

 舗装された石狩川の堤防を3キロも歩いただろうか?やがて石狩川に別れを告げ、その支流である篠津川沿いを往くコースに導かれた。

           

          ※ 石狩川堤防から篠津川堤防に移ると、堤防上は砂利道となりました。

          

          ※ 堤防の内側は田植えを終えたばかりの水田が広がっていました。

 問題はここで発生した。篠津川沿いをやはり3キロ程度歩くと、そこから分岐して別れを告げるのだが、その個所がはっきりしなかった。

          

           ※ 職員さんの対応にはちょっとがっかりしてしまった「篠津運河水門」です。

 不安なときは地元の人に聞くのが一番である。幸いコースの途中に「篠津川排水機場」という施設があり、職員が居るようだったので建物内に入って尋ねた。「お仕事中でご迷惑と思うが、現在地はマップ上でどこでしょうか?」と…。マップを眺めた職員は「こんな地図じゃ、まったく分からないよ」と木で鼻を括ったような回答だった。

 しかたがない。自分で判断するより他なかった。ここでの迷いが後半に響いてしまった。私の勘どおり進むには藪漕ぎしなければならない。しかし、そこが正解だと自信がなかったところ、遠くに正解らしき道が見えた。ところが、そこに近づくには1mくらいの灌漑溝を飛び越えねばならない。そんなコース設定などあるはずがない。試行錯誤を繰り返したが、結局安全策として車が走っている車道に出て進むことにした。

           

          ※ これではフットパスコースと信じて前へ進めませんよね。 

 これが結局、私をとんでもないコースを歩かせることになってしまった。 

 その車が走っている車道とは、今振り返ってみると農道などではなく、国道275号線という幹線だったことにその時は気付いていなかった。私はまったく設定外の約4キロの道を無駄に歩いていたことに、ゴールに近づいたところで同じ橋を2度渡る羽目になってようやく気付いたのだった。

          

          ※ 二車線化工事が行われていたのだから、国道275号線だと気付かねばなりませんね。

 コースの後半、私は迷ってしまったことを自覚し、マップに頼るのではなく、スマホのGPSでひたすら町村農場を目ざした。

 もし、GPSがなかったら、私は篠地地区をかなりの時間彷徨い続けねばならなかったかもしれない。

 どうも最近は功を焦るためか、十分なリサーチをしないままのスタートが多くなってしまっているように思われる。反省しきりの私である。

           

          ※ ゴールの町村農場の即売店です。ヨーグルトとジャムを購入しました。

 それでも約5時間後になんとかスタート地点の町村農場に戻ってくることができた。

 私は町村農場産のヨーグルトとジャムを妻の土産に購入し、帰途についたのだった。

 

 ウォーク距離 約20.6キロ 歩数 27,400歩