「雨もまた良し!」と強がってはみたが、やはりアウトドアには雨は厄介である。弱雨のうちは良かったが、本格的な降りとなってはお手上げである。下半身をびしょ濡れにしながらフットパスを続けた私だった…。
札幌南区の奥に高齢者向けの保養施設「札幌市保養センター駒岡」というのがあることは知っていたが、これまで行ったことはなかった。
フットパスのコースを探っていたところ、その保養センター駒岡が設定したフットパスコースが6コースもあることを発見した。
「これはいつか歩いてみたい」と思っていた。
今日は早朝の清掃ボランティア以外に特に予定がなかったので、狙い目かな?と思っていたのだが、天気予報はあまり良くなかった。多少の雨ならそれもまた一興かなと思い、10時過ぎになってから決行を決めた。
当初予定では、真駒内から駒岡に向かう「真駒内・桜山パス(4.2km)」、駒岡を中心とした周回コースの「保養センター駒岡周回パス(4.7km)」、そして駒岡から真駒内に帰る「真駒内公園・藻南公園パス(8.7km)」の3コース踏破を考えて家を出た。
結果は以下のとおりである。コースごとにレポートする。
◇真駒内・桜山パス(4.2km)
地下鉄真駒内駅からスタートする。
するとスタート地点に真駒内駅周辺のトレイルを紹介する看板が立っていた。新しい発見である。考えてみれば、道あるところにフットパスコースはいくらでも作れるわけだから、愛好者が増えればコースもどんどん増えていくのかもしれない。

※ スタート地点の地下鉄・真駒内駅です。
コースは直ぐに真駒内市街地の背後にある桜山に導かれる。
住宅街のすぐそばに森林に囲まれた素晴らしいコースが設定されていた。

※ 真駒内駅前の道路から、桜山に導かれる階段です。

※ 桜山の中に造成されていた散策路です。
桜山を過ぎると、再び住宅街に導かれ、今度は旧定山渓鉄道の廃線後を辿るコースとなる。
そこを過ぎて、駒岡へ導かれるところでやや迷ってしまったが、すぐに解決し、事なきを得た。空は曇っており、ポツリポツリと雨も落ちていたが、気になるほどではなかった。

※ 住宅街の横にこうして旧定山渓鉄道の跡地が保存され、遊歩道となっていました。
やがて、コースは駒岡保養センターに通ずる細い車道を進む道に入った。
坂道を上るコースだったが、私の脇をゴミ収集車が盛んに通って行くのが不思議だった。
その疑問はすぐに解決した。
実は私が目指していた「保養センター駒岡」は、その隣に「駒岡清掃工場」があることが分かったのだ。

※ 保養センター駒岡を目ざしての上り坂です。

※ 坂を上り切ったところに太陽光発電の施設がありました。
保養センターを目ざして坂道を上り始めたころ、雨は本降りに変わってきた。持参した小さな雨傘では下半身を護ることはできなかった。私の下半身(特に膝下)はびしょ濡れ状態で保養センターに辿り着いた。
保養センターでパンレットをいただいたところ、保養センターの大浴場の湯は駒岡清掃工場の余熱を利用しているとのことだった。

※ 「駒岡清掃工場」の高い煙突です。

※ 強い雨が降る中、到達した「札幌市保養センター駒岡」の外観です。
保養センターに着いた時には、雨脚がひどく計画を断念して、バスで真駒内駅まで帰ろうと思いながら、センターのレストランでラーメンを頬張った。

※ 保養センター駒岡の内部です。レストランを見たところです。

※ 私が食した野菜味噌ラーメン。高齢者向けなのか、薄味でしたよ。
◇真駒内公園・藻南公園パス(8.6km)
レストランで食事をしているうちに雨が小降りになっていた。その様子を見て思い直した。「周回コースはパスしたとしても、帰りも歩くべきではないか」と…。
そう思いなおし、歩いて真駒内駅を目ざすことにした。

※ 「真駒内公園・藻南公園パス」のスタート地点の保養センターの駐車場から清掃工場の煙突を写しました。
帰りのコースは、保養センターをスタートしてからしばらくは、センターに向かってきたコースと同じだった。
その頃は雨脚も弱く、雨に濡れた木々の葉がきれいだなぁ、と多少の余裕も感じながらのウォークが続いた。

※ 「希望橋」というところから見た真駒内川の流れです。
来た時のコースと別れ、コースは藻南公園へと向かった。藻南公園は札幌軟石を切り出したところで、それをあらわすモニュメントなどがたくさん展示されていた。
この頃からだった、再び雨脚が激しくなってきた。
運よく公園内に東屋があったので、そこでしばらく様子を見ることにした。ともかく「雨もまた良し!」などと呑気なことを言っている状態ではなかった。(もっともこの時は下半身にレインウェアを付け、ザックにも雨除けを付けていた)

※ 藻南公園にはこんな細い遊歩道が付けられていました。

※ 藻南公園内にある札幌軟石に関するモニュメントなどです。

※ 雨脚の強さを映像に残せないかと撮った一枚です。
少しだけ雨脚が弱まったのを見て再出発した。
コースは藻南公園から、あの「おいらん淵」と呼ばれる大きな崖を登るコースである。急階段をどれくらい登ったろうか?またまた雨脚が強くなる中、まったくの登山モードだった。この崖の急登、そして崖の上に出てからの長い林のトレッキングがこの日もっとも困難なところだった。
雨の激しさは崖の上から対岸が霞んで良く見えず、坂になっている散策路は小川状態になっていた。

※ 藻南公園から崖を登り、真駒内公園へ向かう階段の入口です。

※ このような階段が延々と続き、まるで登山モードでした。

※ 崖の上の歩道では写真のように小川状態になっているところが何カ所もできていました。

※ 藻南公園の崖の上、真駒内公園に向かう遊歩道です。
ようやく真駒内公園に出ると、雨の小降り状態に変わっていた。雨のあまりの激しさにコースを変更しようか、と考えていたが予定どおりコースを踏破することにした。
真駒内セキスイスタジアム、豊平川さけ科学館、真駒内セキスイハイムアイスアリーナを経て、最後に真駒内曙公園を横目に見て、午後4時少し前、ようやくスタートした真駒内駅に到達した。

※ 林の中を抜け、真駒内公園の広々とした光景を見たときは、ちょっとホッとしました。

※ 真駒内セキスイスタジアムの内部です。

※ 豊平川サケ科学館です。

※ 真駒内セキスイハイムアイスアリーナです。屋根の白い色が空の色に溶け込んでいます。

※ 真駒内曙公園です。

※ 合計12.8kmを踏破して辿り着いた地下鉄真駒内駅です。
以前に私はよくウォーキング大会に参加していた。そのとき大会プログラムなどには必ずといっていいほど「雨もまた自然です」というコピーが掲載されていた。私もまったくそう思っている。だから、今日は多少の雨でも、「雨の中でもサッポロジューンを楽しまなくては」と決行したのだが、多少の雨ではなかった…。
でもまあ、良い経験だったかな??
いつか残りの4コースを踏破しなくては…。
札幌南区の奥に高齢者向けの保養施設「札幌市保養センター駒岡」というのがあることは知っていたが、これまで行ったことはなかった。
フットパスのコースを探っていたところ、その保養センター駒岡が設定したフットパスコースが6コースもあることを発見した。
「これはいつか歩いてみたい」と思っていた。
今日は早朝の清掃ボランティア以外に特に予定がなかったので、狙い目かな?と思っていたのだが、天気予報はあまり良くなかった。多少の雨ならそれもまた一興かなと思い、10時過ぎになってから決行を決めた。
当初予定では、真駒内から駒岡に向かう「真駒内・桜山パス(4.2km)」、駒岡を中心とした周回コースの「保養センター駒岡周回パス(4.7km)」、そして駒岡から真駒内に帰る「真駒内公園・藻南公園パス(8.7km)」の3コース踏破を考えて家を出た。
結果は以下のとおりである。コースごとにレポートする。
◇真駒内・桜山パス(4.2km)
地下鉄真駒内駅からスタートする。
するとスタート地点に真駒内駅周辺のトレイルを紹介する看板が立っていた。新しい発見である。考えてみれば、道あるところにフットパスコースはいくらでも作れるわけだから、愛好者が増えればコースもどんどん増えていくのかもしれない。

※ スタート地点の地下鉄・真駒内駅です。
コースは直ぐに真駒内市街地の背後にある桜山に導かれる。
住宅街のすぐそばに森林に囲まれた素晴らしいコースが設定されていた。

※ 真駒内駅前の道路から、桜山に導かれる階段です。

※ 桜山の中に造成されていた散策路です。
桜山を過ぎると、再び住宅街に導かれ、今度は旧定山渓鉄道の廃線後を辿るコースとなる。
そこを過ぎて、駒岡へ導かれるところでやや迷ってしまったが、すぐに解決し、事なきを得た。空は曇っており、ポツリポツリと雨も落ちていたが、気になるほどではなかった。

※ 住宅街の横にこうして旧定山渓鉄道の跡地が保存され、遊歩道となっていました。
やがて、コースは駒岡保養センターに通ずる細い車道を進む道に入った。
坂道を上るコースだったが、私の脇をゴミ収集車が盛んに通って行くのが不思議だった。
その疑問はすぐに解決した。
実は私が目指していた「保養センター駒岡」は、その隣に「駒岡清掃工場」があることが分かったのだ。

※ 保養センター駒岡を目ざしての上り坂です。

※ 坂を上り切ったところに太陽光発電の施設がありました。
保養センターを目ざして坂道を上り始めたころ、雨は本降りに変わってきた。持参した小さな雨傘では下半身を護ることはできなかった。私の下半身(特に膝下)はびしょ濡れ状態で保養センターに辿り着いた。
保養センターでパンレットをいただいたところ、保養センターの大浴場の湯は駒岡清掃工場の余熱を利用しているとのことだった。

※ 「駒岡清掃工場」の高い煙突です。

※ 強い雨が降る中、到達した「札幌市保養センター駒岡」の外観です。
保養センターに着いた時には、雨脚がひどく計画を断念して、バスで真駒内駅まで帰ろうと思いながら、センターのレストランでラーメンを頬張った。

※ 保養センター駒岡の内部です。レストランを見たところです。

※ 私が食した野菜味噌ラーメン。高齢者向けなのか、薄味でしたよ。
◇真駒内公園・藻南公園パス(8.6km)
レストランで食事をしているうちに雨が小降りになっていた。その様子を見て思い直した。「周回コースはパスしたとしても、帰りも歩くべきではないか」と…。
そう思いなおし、歩いて真駒内駅を目ざすことにした。

※ 「真駒内公園・藻南公園パス」のスタート地点の保養センターの駐車場から清掃工場の煙突を写しました。
帰りのコースは、保養センターをスタートしてからしばらくは、センターに向かってきたコースと同じだった。
その頃は雨脚も弱く、雨に濡れた木々の葉がきれいだなぁ、と多少の余裕も感じながらのウォークが続いた。

※ 「希望橋」というところから見た真駒内川の流れです。
来た時のコースと別れ、コースは藻南公園へと向かった。藻南公園は札幌軟石を切り出したところで、それをあらわすモニュメントなどがたくさん展示されていた。
この頃からだった、再び雨脚が激しくなってきた。
運よく公園内に東屋があったので、そこでしばらく様子を見ることにした。ともかく「雨もまた良し!」などと呑気なことを言っている状態ではなかった。(もっともこの時は下半身にレインウェアを付け、ザックにも雨除けを付けていた)

※ 藻南公園にはこんな細い遊歩道が付けられていました。

※ 藻南公園内にある札幌軟石に関するモニュメントなどです。

※ 雨脚の強さを映像に残せないかと撮った一枚です。
少しだけ雨脚が弱まったのを見て再出発した。
コースは藻南公園から、あの「おいらん淵」と呼ばれる大きな崖を登るコースである。急階段をどれくらい登ったろうか?またまた雨脚が強くなる中、まったくの登山モードだった。この崖の急登、そして崖の上に出てからの長い林のトレッキングがこの日もっとも困難なところだった。
雨の激しさは崖の上から対岸が霞んで良く見えず、坂になっている散策路は小川状態になっていた。

※ 藻南公園から崖を登り、真駒内公園へ向かう階段の入口です。

※ このような階段が延々と続き、まるで登山モードでした。

※ 崖の上の歩道では写真のように小川状態になっているところが何カ所もできていました。

※ 藻南公園の崖の上、真駒内公園に向かう遊歩道です。
ようやく真駒内公園に出ると、雨の小降り状態に変わっていた。雨のあまりの激しさにコースを変更しようか、と考えていたが予定どおりコースを踏破することにした。
真駒内セキスイスタジアム、豊平川さけ科学館、真駒内セキスイハイムアイスアリーナを経て、最後に真駒内曙公園を横目に見て、午後4時少し前、ようやくスタートした真駒内駅に到達した。

※ 林の中を抜け、真駒内公園の広々とした光景を見たときは、ちょっとホッとしました。

※ 真駒内セキスイスタジアムの内部です。

※ 豊平川サケ科学館です。

※ 真駒内セキスイハイムアイスアリーナです。屋根の白い色が空の色に溶け込んでいます。

※ 真駒内曙公園です。

※ 合計12.8kmを踏破して辿り着いた地下鉄真駒内駅です。
以前に私はよくウォーキング大会に参加していた。そのとき大会プログラムなどには必ずといっていいほど「雨もまた自然です」というコピーが掲載されていた。私もまったくそう思っている。だから、今日は多少の雨でも、「雨の中でもサッポロジューンを楽しまなくては」と決行したのだが、多少の雨ではなかった…。
でもまあ、良い経験だったかな??
いつか残りの4コースを踏破しなくては…。