田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ステージとシネマの世界から

2016-02-03 20:14:31 | ステージ & エンターテイメント
 タイトル名から何を想像されるだろうか? それほどもったいぶったものでもないのだが…。ミュージカルで歌われた歌と、映画の挿入歌を聴かせてくれるミニ・リサイタルがあり、それを鑑賞したということである。 

 1月30日(土)午後、三岸好太郎美術館が月例的に開催しているミニ・リサイタルがあり、参加してきた。
 そのリサイタルのテーマが「舞台(ステージ)と銀幕(シネマ)の世界から」というものであった。
 出演は、ソプラノの安達彩子、同じくソプラノの菅原弥生、伴奏のピアノが日小田直美という三人だった。
 安達彩子さんは、札幌出身で宝塚歌劇団に在籍経験があり、姿樹えり緒(しき えりお)という男役で活躍していた方だとプログラムに紹介されていた。

               
               ※ 写真右から、日小田直美、安達彩子、菅原弥生のお三方です。写真はウェブ上から拝借した。

 プログラムは、全てミュージカル音楽と映画音楽で占められていて、その点では一般のクラシックを聴くよりは親しみが持てた。プログラムは次の通りである。

 ◇ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より 「踊り明かそう」
 ◇ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より 「サウンド・オブ・ミュージック」、「私のお気に入り」、「ひとりぼっちの羊飼い」、「すべて山に登れ」
 ◇映画「オズの魔法使い」より 「虹の彼方に」
 ◇ミュージカル「キャッツ」より 「メモリー」
 ◇ディズニー映画メドレー 「星に願いを」、「パート・オブ・ユア・ワールド」、「美女と野獣」、「ホール・ニューワールド」
 ◇映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より 「愛のテーマ」
 ◇映画「風と共に去りぬ」より 「タラのテーマ」
 ◇映画「ティファニーで朝食を」より 「ムーン・リヴァー」
 ◇ミュージカル「モーツァルト」より 「星から降る金」
 ◇ミュージカル「ミス・サイゴン」より 「今も信じているわ」
 ◇ミュージカル「レ・ミゼラブル」より  「オン・マイ・オウン」、「民衆の歌が聴こえるか?」

といった具合に、実にたくさんの曲を披露してくれた。これらの曲を1時間の中で披露するのだから、一つひとつの曲自体はそれほど長いものはなかった。
 二人のソプラニストは、丁寧に一つひとつの曲を歌ってくれて、楽しく聴かせていただいた。
 ただ、少し生意気を言わせていただくと、二人の声量がもう少しあっても良かったかな?という印象が残った。
 クラシック音楽にはまったく素人の私が生意気を言うべきではないと思う。しかし、素人なりにこれまでさまざまな歌い手の歌を聴くうちに、私の中で聴き比べることができてきたのかな?という思いである。

久闊を叙する

2016-02-02 19:25:06 | その他

 「久闊を叙する」とは、「久しぶりに友情を温め、ご無沙汰を詫びる挨拶をする」というような意味があるようだ。先日、学生時代に親しくさせていただいた方々と久しぶりに友情を温める機会があった。 

            

 「久闊を叙する」などという言葉は、教養のない私の辞書には載っていなかった。この言葉を教えていただいたのはウェブ上で知己を得たY氏が紹介してくれた言葉だった。

 先月1月29日(金)、学生時代の友人たちが某ホテルに集まり「久闊を叙する」機会がをもった。札幌に在住しながらも、ふだんはなかなか会えないのだが、「たまあには会おうよ!」と2010年に私が呼びかけスタートした。以来、絶えることなく年に一度の会が続き、今回は第7回目であった。
 今回の参加者は10名だったが、今回は幹事の奔走で、今までにない嬉しい出来事があった。
 それは、旭川在住のM氏と仁木町在住のK氏が参加してくれたことである。
 M氏もK氏も私より1~2学年下であるが、学生時代には親しく付き合わせていただいた方である。およそ半世紀ぶりの再会だったが、どちらもそれなりに渋みは増したとはいえ、元気そうな様子だったのが何よりだった。

 対して、いつも参加していたS氏が入院中のため欠席となったことが残念だった。そろそろ、そうしたニュースも周囲から聞こえてくる年代になったことを改めて教えられたような気がした。

            

 この会では、毎回各々の近況報告をするのが恒例となっている。
 退職してかなり経ってはいるのだが、未だ職に就いている人もいた。社会から必要とされているということは、それだけで幸せな境遇ともいえる。
 また、職を離れて地域社会に貢献され、さまざまな役を担っている人もいた。
 さらには、己の趣味に没頭している人も…。(私はここに分類されるかな?)
 いずれにしても、それぞれが健康で、生き生きと生活されている様がうかがえて嬉しかった。

 私たちの会は、一種の同窓会ではあるが、同じ年代の者だからといって誰にでも声をかけて集まる会ではない。いわゆる気心の知れた同窓が集まる会である。そこが和やかに集える秘訣だと思っている。
 これからも、会に集うメンバーが健康であるかぎり集い続けたいものである。


札幌市消防音楽隊コンサート

2016-02-01 23:07:03 | ステージ & エンターテイメント
 職務を遂行しながら音楽活動を続け、音楽を通して消防意識の啓発活動を続ける消防音楽隊ならではの選曲によるコンサートだった。軽快な音楽の数々に心地良く聴き入った一夜だった。 

       

 少し時間が経過してしまったが、1月26日(火)夜、キタラにおいて「札幌市消防音楽隊 119ニューイヤーコンサート2016」が行われ参加してきた。
 参加できたのは知人H氏が私の名も書いて応募してくれていたからで、H氏には感謝である。

 これまで私は同種の音楽活動をする、陸上自衛隊(北部方面音楽隊)、北海道警察音楽隊のコンサートは何度か聴いていたが、消防音楽隊は初めてであった。
 前記二つの音楽隊の隊員が音楽活動を任務としているのに対して、札幌市消防音楽隊はどうやら消防任務をこなしながら音楽活動も併せて行っているようである。正確なところは知る由もないが、隊員一人ひとりの所属先が明記されていたことからそう推察することができた。

           

 コンサートは、「名探偵コナンメインテーマ」の軽快な演奏でスタートした。選曲がユニークだなぁ、と思った。いわゆる万人向きの選曲がなされていた。ここに、音楽隊が誰からも愛され、そこから消防意識の啓発を図るという、音楽隊の意志を感じ取ることができた。ちおみに、プログラム全曲を紹介すると…。
【第1部】◇名探偵コナンメインテーマ ◇青い山脈 ◇糸(中島みゆき作曲) ◇リトル・マーメイド・メドレー ◇虹と雪のバラード ◇子象の行進 ◇ひまわり(映画音楽)
 ◇ジャパニーズ・グラフティーⅣ(君といつまでも、お嫁においで、サライ)
【第2部】(ゲスト カルテットクォークの演奏) ◇アイネクライネナハトムジーク第1楽章 ◇チャルダシュ ◇川の流れのように ◇ソーラン節 (以下は消防音楽隊との合同演奏) ◇函館の女 ◇花は咲く ◇ブラジル

          

 隊員は30数名である。で、音楽的にはどうだったか?ということについては、それを問うのは無理があるだろう、というのが私の思いである。
 先にも書いたとおり、彼らは消防任務をこなしながら音楽活動も並行して行っているのである。そのことだけで敬服に値すると私は思う。無理を云うべきでないし、求めるべきでもない。だからと云って、彼らのレベルが劣っていると云っているわけではない。キタラの大ホールに、満員の観客を呼びこみ堂々と演奏を披露したのだから…。

 曲の合間に、消防隊らしくしっかりと消防意識の啓発活動を楽しく披露した場面も好ましかった。
 これからも札幌市消防隊が市民に愛されながら、音楽を通して市民の消防意識の啓発に努められることを願いたいと思いながら、軽快な音に聴き入ったコンサートだった。