1月30日(土)午後、三岸好太郎美術館が月例的に開催しているミニ・リサイタルがあり、参加してきた。
そのリサイタルのテーマが「舞台(ステージ)と銀幕(シネマ)の世界から」というものであった。
出演は、ソプラノの安達彩子、同じくソプラノの菅原弥生、伴奏のピアノが日小田直美という三人だった。
安達彩子さんは、札幌出身で宝塚歌劇団に在籍経験があり、姿樹えり緒(しき えりお)という男役で活躍していた方だとプログラムに紹介されていた。
※ 写真右から、日小田直美、安達彩子、菅原弥生のお三方です。写真はウェブ上から拝借した。
プログラムは、全てミュージカル音楽と映画音楽で占められていて、その点では一般のクラシックを聴くよりは親しみが持てた。プログラムは次の通りである。
◇ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より 「踊り明かそう」
◇ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」より 「サウンド・オブ・ミュージック」、「私のお気に入り」、「ひとりぼっちの羊飼い」、「すべて山に登れ」
◇映画「オズの魔法使い」より 「虹の彼方に」
◇ミュージカル「キャッツ」より 「メモリー」
◇ディズニー映画メドレー 「星に願いを」、「パート・オブ・ユア・ワールド」、「美女と野獣」、「ホール・ニューワールド」
◇映画「ニュー・シネマ・パラダイス」より 「愛のテーマ」
◇映画「風と共に去りぬ」より 「タラのテーマ」
◇映画「ティファニーで朝食を」より 「ムーン・リヴァー」
◇ミュージカル「モーツァルト」より 「星から降る金」
◇ミュージカル「ミス・サイゴン」より 「今も信じているわ」
◇ミュージカル「レ・ミゼラブル」より 「オン・マイ・オウン」、「民衆の歌が聴こえるか?」
といった具合に、実にたくさんの曲を披露してくれた。これらの曲を1時間の中で披露するのだから、一つひとつの曲自体はそれほど長いものはなかった。
二人のソプラニストは、丁寧に一つひとつの曲を歌ってくれて、楽しく聴かせていただいた。
ただ、少し生意気を言わせていただくと、二人の声量がもう少しあっても良かったかな?という印象が残った。
クラシック音楽にはまったく素人の私が生意気を言うべきではないと思う。しかし、素人なりにこれまでさまざまな歌い手の歌を聴くうちに、私の中で聴き比べることができてきたのかな?という思いである。