前に新潟の蘭展に行ってから、もう二週間が経ってしまった…。
月日の流れるのは早いもので三月に入って二十日も過ぎてしまった。
こうして三月も何事もなく、すぐに終わってしまうに違いない。
今朝は天気が良くて、ばぁ~ちゃんのシーツやら毛布などを洗い
自分たちの布団を干したりしていたら出かけるのが遅くなってしまった。
遠くは無理なので、我が家から車で二十分余り、東山ダムへ行く事にした。
市内を抜けて温泉街である東山温泉を通り抜けると
目の前に大きなダムが両手を広げるように見える。
しばらく山間の曲りくねった道路を走ると、一台の車が道端に停まっていた。
近づいてみると湧き水を汲んでいた。
この水は美味しいんですか? そう尋ねると
「あっちこっちに天然水はあっけど、ここのは美味い水でわざわざ汲みさ来んだ。」
ジープに孫と連れ合いを乗せたお爺さんは
嬉しそうに持って来た2二リットルのペットボトル十数本に水を汲んでいた。
私も一口飲んでみたが、冷たくて何とも言えない…水が柔らかい感じがした。
お礼を言いそこを立ち去りしばらく行くと、左手に東山美術館の看板が目に入る。
ここまで来たのだから立ち寄ってみようと矢印方面に車を入れた。
かなり大きな寺だった。。。
残念ながら美術館の方は四月一日からの開館で今日は見ることが出来なかった。
そこではペットの供養もしていた。
【白い道】この言葉がものすごく気に入ってしまった!
入り口には水子を供養する小さなお地蔵様が雪に埋もれていて
小さな水子地蔵様が頭しか見えない…。
親切な住職さんと奥さんがいて、
私が水子地蔵が雪に埋もれて寒そうですね…と言ったら
雪が守ってくださっているのですよ…と話してくれた。
そして、春になれば暖かい日差しが守ってくれるとの事。妙に感心してしまった…なるほど!
暖かくなったら、また来る旨を言って、お寺を後にし元来た道へと帰っていく。
帰りはゆっくりと道端でふきのとう取りをしている人を見かけ
取れますか? と聞いたら、今年はまだ早いようだと。
それでも袋にかなりの量のふきのとうを誇らしげに見せてくれた。
【虚空蔵尊】この洞窟の中には虚空蔵菩薩の小祠が安置されている。
お寺の先には小滝・男滝・女滝とあるようで、すべての滝を、東山八滝巡りと言うそうだ。
次回はお寺から先の続きを行ってみようと思う。
今日は短い時間ではあったが、プチドライブを充分に堪能でき
大小さまざまな滝を眺め、源流の荒れ狂うような飛沫の川の写真も撮り
人は生きていくうえで、水と共に生活をしてきた。
水に生まれ水に帰る…水とは切っても切れない人々の暮らしに
川の流れは人の生活に潤いをもたらす…のみならず心にも潤いをもたらしたようだ。