
今回のグランドツーリングで、マイレガシィ2.0iは、予想した以上の働きをしてくれた。特に、燃費の素晴らしさには目を見張るものがある。当初の予想を大きく上回るモノであった。今回の走行環境は、大人2人・小学生2人乗車で、2泊3日相当の荷物を積み、タイヤはスタッドレスである。以下に述べる行程では、ほとんど渋滞には巻き込まれず、峠以外はおおむねスロットル一定で、制限速度を甚だしく越えるような暴走はしていない。だが、省燃費走行に徹していたわけでもなく、きわめてマイペースで走行していたことを、まずお断りしておこう。

①5月4日:自宅~旭川間(R275経由)



地方にいくにつれガソリンの値段が高くなることや、スタンドが見当たらなくなってガス欠するリスクを恐れて、燃料計の残量は半分以上あったのだが、念のために旭川のモダ石油で給油した。通勤等の行程も含んでの数字だが、264.4km走行で20.52Lの給油。満タン法計算の燃費は12.9km/Lで、購入以来(この時点での)最高記録となった。珍しく、燃費計の数字も満タン法計算の数字とズバリ一致した。ところが、まだまだ伸びるレガシィの燃費なのだよ。

②5月4日・5日:旭川~遠軽~湧別~生田原~サロマ湖~知床~美幌



この2日間で543.7kmを走破。いやぁ、よく走ったなァ。美幌で入れたガソリンは37.37L。満タン法計測の燃費は14.5km/Lで、これがマイレガシィの燃費の最高記録となった。ちなみに、燃費計の数字の誤差も最高記録で、1.2km/Lのズレを生じた。燃費計と満タン法の数字のどちらがより真実なのかは謎であるが、私は満タン法を基準に考えることにしている。

ちなみに、旭川~丸瀬布の道の駅までの行程116.5km間で、レガシィの燃費計は一時平均燃費16.9km/Lを指し示し、私を大いに驚かせてくれた。あとちょっとで17km/L・・・うーん、すごいゾ、レガシィ!

③5月5日~7日:美幌~津別~足寄~鹿追~富良野~浦臼~札幌~石狩



この長旅の最終行程で、3日間で618.5kmを走り43.7Lのガソリンを飲み込んだマイレガシィ。満タン法燃費は14.2km/Lとここでも優秀な成績であった。燃費計の数字は、以下のとおり甘めではあったが。

今回のGWの道東旅行で、4日間でだいたい1300km位を走破したのだが、レガシィ2.0iで運転中の疲れや、腰の痛みを感じることは皆無だったし、加速性能等に痛痒を感じることもなかった。本当に素晴らしい高速ツアラーだ。そして、このクルマは「スタンバイ4駆ではなく、本物のAWD」なのにもかかわらず、この好燃費である。そうそう、この2.0iがレギュラーガス仕様であることをお忘れなく。今、日本で230万円くらいで買えるクルマの中で、これ以上に燃費と性能のバランスが優れたクルマはあるんだろうか?私は、心の底から、すっかりスバリストになってしまいました。
