私は実は花粉症持ちで、くしゃみと目のかゆみがひどく、現在クルマを運転するのもままならない状況である。だが、新型レガシィのことはどうしても気になったものだから、とりあえず妻に運転してもらって、北海道スバルに実車を見に行ってきた。
マイチェン前のレガシィというクルマは、グレード毎の差別化が非常に小さいクルマで、一番安い2.0iに乗っている私でも、DOHCの「R」やターボの「GT」と出くわしても劣等感を感じることはまったくなかった。だが、今回のマイチェンでは「spec.B」仕様については大きく差別化した模様である。このフロントグリルはなにか限定車の「Blitzen」を思わせ、ちょっとカッコいい。
バックランプとリアフォグランプを一直線に繋いだ「メッキリアガーニッシュ」は、当初写真で見たときには「なんだかなぁ。もうちょっとうまく処理する方法があるんじゃないかなァ」と思っていたが、実車を見ると「結構イイじゃん」と思ってしまった。なお、セールス嬢に聞いたところ、コレをマイチェン前のレガシィに装着するような用品は無いらしい。ちょっと残念。
新型の室内はシルバーのメッキがところどころに施され、ちょっと派手な印象である。注目のカップホルダーだが、見た目の質感は向上したとはいえシフトレバー後のこの位置では、やはり使いにくいと思われる。この点は、先代や先々代のレガシィのようなインパネに装着されていたプッシュオープン式のドリンクホルダーの方がずぅーっとよろしかった。また、細缶をホールドするような仕掛けが見受けられなかったが、倒れてこぼれる心配はないのだろうか?
で、スモーカーの私が今回のマイチェンで最も気になる点がある。実車では確認していないのだが、カタログによると、どうやら前後席とも灰皿を廃止し、シガーライターもディーラーオプション化した模様である。マイチェン前のレガシィのあの灰皿も小さくてとても使いづらかったし、実際私も後付のドリンクホルダーにカー用品店で買った用品を置いて使用していたくらいだった。ま、これもいわゆる一つの時代の流れなのでしょうネ。
とはいえ、スバルらしく現行レガシィオーナーの意見に耳を傾けた結果の、実直なマイナーチェンジであると私は評価する。今度体調のイイ時に試乗して、ケンウッドのオーディオマイスターがチューンしたという、新型の標準オーディオの音質を試してみたいものだ。
そうそう、マイレガシィ2.0iの今回の燃費報告です。354km走破で33.79Lの給油。満タン法燃費は10.5kmでした。今回の走行パターンは一部長距離も含みますが、おおむね通勤と買い物と祖母のお見舞いで、結構エンジンはこまめに切ったり掛けたりしてました。加えて、花粉症の私は窓を閉め切って、常にエアコンONで内気循環にしておりました。それでいて、この燃費!やっぱ、2.0i大したものです。燃費計も今回はおおむね正確でした。