ようやくにして、今話題のあら焚き豚骨「あらとん」に潜入することに成功した。
ホントは塩味を喰いたかったのだが、ココは「醤油味」か「味噌味」しか選べない。そこで、とりあえずは「醤油」(680円)をオーダー。
この豪快なスープに、私はもうTKOである。この日の魚のアラは3種類で、「鮭」と「ごっこ」と「××(聞き取れなかった・・・)」だったそうだが、トンコツや魚のゼラチン質が濃厚にスープに溶け込んでいて、喰い終わるとお口の中にネパネパ感が残るほどだ。好みは分かれそうだが、私にとってはど真ん中のストライクであった。
だが、麺については若干不満が残る。極太のその麺は、ややツルツル感やモチモチ感に欠けるきらいがある上に、あまりスープが絡まない傾向がある。麺を、絡んだスープの旨みとともに味わいたい私には、そこが残念だった。
この太い麺は、この店の個性というかアイデンティティなのだろうから、「これを替えろ」とは私には言えない。だが、この個性溢れる強力なスープを、フツーの札幌系の中太の麺で味わってみたいというのが、偽らざる私の思いである。