フォークというよりは、R&Bの匂いのするこの曲。なによりも、私はその歌詞に胸を打たれる。
「今日という日がそんなにも大きないちにちとは思わないが・・・それでもやっぱり考えてしまう」「いつかはどこかへ落ち着こうと心の置場をさがすだけ・・・いつものことではあるけれど、ああ、ここもやっぱりどしゃ降りさ」。そうそう、そういうことを考えてしまう瞬間が、私にもあるんだヨ。ホント、拓郎の表現力には脱帽だ。彼の書く歌詞に、幾度私のハートは鷲摑みにされたことだろう。
そんな想いを抱いている人は私のみではないらしく、この「たどり着いたらいつも雨降り」という曲は、多くの著名なミュージシャン達によってカバーされている。氷室京介・子供ばんど・・・そして、モップス。
鈴木ヒロミツさん、あなたの歌うヴァージョンが、やはりこの曲のベストです。ご冥福を・・・