5月・6月になってから、我が家では小動物たちがなんだか増えてきて、私の妻は非常にイヤがっているのだが、今回はそれらの近況報告をお届けしよう。
まずは、5月28日に誕生した、鈴虫の赤ちゃんである。
ホームセンターで「飼育のプロも使っている」という触れ込みの「鈴虫のえさ」(にぼし・お徳用)というモノを発見したので、それに併せてナスビを串に刺して与えている。
部屋の明かりを落とすと、鈴虫たちは、ゴキブリの如くゾロソロと、この「鈴虫のえさ」にたかってくる。
その結果。今日現在で、丸々と太った鈴虫の幼虫が、20匹程度確認された。さすが、プロが使っているだけあって、この「鈴虫のえさ」は、なかなかヨイ。来月か再来月には、鈴虫たちの奏でる美しい音楽会を、自宅で堪能できるような予感がイッパイである。
お次は、6月6日に誕生した、カマキリたちのその後である。
100匹以上誕生した、この小さな狩人たち。放っておくと、共喰いするのが明白なので、半分程度はウチの庭に放してやった。残ったカマキリのエサに何を与えるべきか思案したところ、釣りの活餌が適当なのではと思い浮かび、「サシ」(Sサイズ)を買ってきた。
ところが、この「Sサイズ」のサシでも、カマキリの1齢幼虫にとってはやや巨大だったようで、カマキリたちはうねうねと這い回るサシに恐れおののいて逃げ惑うばかり・・・そのうち、このサシたちは全部土に潜ってサナギになってしまった。あと数週もしたら、キンバエになって地表に出てくることと思われる。
そうこうするうちに、案の定、カマキリたちは共喰いしたり、餓死したりで、今現在で残っているのは上の写真の3匹のみとなってしまった。
ネットで調べると「フライトレスフライ」という飛ばないショウジョウバエが存在するらしいので、このカマキリの卵を売っていたペットショップを訪ねてみた。だが、残念なことに、ココでは「フライトレスフライ」は扱っていなかった・・・
また、店員さんによると、カマキリの飼育法としては、やはり大量に生まれた幼虫をまずは共喰いさせて、ある程度大きくしてから、釣りエサやバッタ等を与えるのが一番育てやすいとのこと。私は共喰いを恐れて半分近くを庭に放してしまったが、それは間違いだった模様。加えて、庭に放したカマキリたちは、北海道の気候が合わなかったのか、あるいはアリに駆逐されたのか、どうやら壊滅してしまった。カマキリ飼育の行く先には、暗雲が漂っている。
そして、6月2日に拾ってきたおたまじゃくしはどうなったかというと・・・
エサとしてパンの欠片を与えていたところ、順調に育って、今朝現在で2匹が「ほとんどカエル」になった。
こうなると、もうパンくず等は食べず、小さな虫しか食べない。この子ガエルを飼育するのは困難だし、残ったおたまじゃくしも、すでに手足が生えており、すぐにカエルになるのが明白なので、本日近所の公園の池に放してきた。
この池は、昆虫も豊富にいるので、この子ガエルたちには絶好の環境であろう。元気で育ってくれることを祈りつつ、涙のお別れをしたのであった。