
ラリージャパン観戦に先立って、昼食に立ち寄ったのが、札幌市豊平区の「麺処 蓮海」である。職場の同僚さんよりココの噂を聞いて駆け付けたのだ。

「つけ麺」と「鮪豚骨麺(マグロトンコツメン)」が、このお店のツートップのようだ。

11時23分、カウンターに着席。ブラック&ウッドのカウンターはシックで、BGMにはジャズが流れている。まるで小洒落たバーのようで、女性が一人で訪れても違和感のない雰囲気だ。
私は今回、「鮪豚骨麺」の中から、フラッグシップと思われる「味噌」(750円)をオーダー。

メニューの裏には、このお店の拘りの薀蓄が、訥々と記されており、私の胸の鼓動は否が応でも高まる。

11時29分。ついに供されたそのラーメン。

店のネーミングにあやかってか、トッピングされた「フライド蓮根」が、意表をついてウマい。また、キャベツも新鮮で、甘みとシャキシャキ感が秀逸。
とろみのあるスープは、まさに「旨味系鮮魚豚骨スープ」という称号が相応しい。溢れ出るコクとまろやかさ!

やや太めのさがみや製の麺は、元気と活力に満ち満ちている。

ほぐれるようなゴロチャーシューの柔らかさに、私のハートは、ストップモーション。

いやあ、このラーメン。一つ一つの素材が良質で吟味されており、もはやラーメンというよりは、一つの創作料理に昇華しているといっても過言ではない。重要なのは、それが小さくまとまっていないという点だ。
全てを喰いつくした後に唇に若干残るネパネパ感は、マグロのエキスなのか、それともトンコツエキスなのか・・・そして、その後を引く感触が、なんだかたまらなくウレシイ。私はココのラーメンには、賛辞を惜しまない。「醤油」と「塩」も、是非味わってみたいと思う。

このお店は、夜は「和味特選 海幸」という鮨ダイニングとして営業している模様。ああ、そちらも、一度行ってみたい・・・!