木曜日、人間ドックからの帰り道。前日21時から飲まず食わずだった私の体が欲するのは、当然のごとくラーメンだった。
今回立ち寄ったのは、web上でも話題沸騰の、札幌市東区伏古の「ブタキング」である。12時43分に到着したのだが、この行列ぶり!
定休日は「心折れた日」だそうで・・・
13時22分。ようやくにして食券販売機の前に到着。私がチョイスしたのは「豚ラーメン」(850円)。スープの味は「味噌」オンリーである。
13時27分。カウンターに着席。具の量や味は好みに応じて調整してくれるようだが、今回は初めてなので、ノーマルで食することに。
13時32分。ついに「豚ラーメン」が目前に!その丸々とした極厚の豚チャーシュー3枚を裾野にし、モヤシ・背脂・おろしニンニクが山のようにそそり立っている・・・
「まるは製麺所」製の麺は、極太の、いわゆる「二郎インスパイア系」。私は「てら」さんの「極太にんにく醤油」を、ここで思い出した。
この特大の肉は、表面はカリッと濃厚で、その中身はもちっと柔らかい。
ニンニクと背脂にまみれた味噌スープは、極太の麺と極厚チャーシューに対し、がっぷり四つの力強さで対峙する。そして、ドック健診の胃カメラで突かれた私の胃壁を修復するかのように・・・いや、さらに痛めつけるかのように、沁み渡っていく。
13時43分。この暴力的なラーメンと格闘するようにして、私は男の意地で完食。だが、同行したJ氏は、心折れたのか、肉を完食できず、唇をうち震わせていた。
ここのラーメンは、人を選ぶと思う。決して万人向きではない。さらに言えば、太い麺を茹でるのに時間が掛かるのと、一般人がこのラーメンを食べ終わるのに時間が掛かるという二重苦で、お客さんがなかなか回転しない。行列になっているのは、そのせいもあるのだろう。やはり、マニア向きというか、体育会系のラーメンフリーク向きの一品だと私は考える。御免。